エアトリは4月9日、「プレミアムフライデー」に関するアンケート調査の結果を発表した。調査は3月19日~21日、10代~70代の男女781名を対象にインターネットで行われた。
はじめに、プレミアムフライデーの導入率を調べたところ、「導入された」はわずか5.5%と、前年調査結果から1.4ptダウンした。また、「異なる条件で導入された」は2.7%、「導入されたが中止となった」が1.6%だった。
続いて、プレミアムフライデーを一緒に過ごす相手について聞いたところ、導入前の2017年1月の調査では、「パートナー」(50.1%)、「一人」(48.1%)、「友人」(45.6%)と過ごしたいという人が多かったのに対し、導入後の現実としては、「一人」(60.9%)が圧倒的に多く、続く「パートナー」は17.4%、「友人」は10.9%に留まった。また、導入前はわずか0.2%だった「会社関係の人」については、導入後は10.9%と増えており、理想と現実のギャップが見える結果となった。
また、プレミアムフライデーの過ごし方についても、導入前と導入後とを比較したところ、導入前は70.9%もの人が「旅行」と回答していたのに対し、導入後に実際に旅行した人は8.7%という結果に。また、勤務先でプレミアムフライデーが導入されているにもかかわらず、制度を活用せずに「仕事」と回答した人は41.3%にのぼり、こちらでも理想と現実とのギャップが浮き彫りとなった。
最後に、「プレミアムフライデーが導入されて働き方は変わりましたか? また、今後も継続すべきだと思いますか?」と質問すると、72.7%が「変わらない」と答えた一方で、「良い方に変わった」が16.4%、「悪い方に変わった」が10.9%と、賛否が分かれる結果に。「今後も継続すべきか」の質問に対しても、「継続すべき・条件を変えて継続すべき」が19.9%、「止めるべき」が16.3%と、意見が割れた。