タレントのマツコ・デラックスが、10日に放送されたテレビ朝日系バラエティ番組『マツコ&有吉 かりそめ天国』(毎週水曜23:20~24:20)で、「社内ニート」の悩み相談に応じた。
この日、34歳会社員の視聴者から「優秀な同僚がすべて一人でこなしてしまうため、一年近く私に大した仕事が回ってきません」「回ってくる仕事は雑務ばかりで途方に暮れています」という内容のメールが寄せられた。この「社内ニート」を抜け出したいという。
マツコは、「最初に気になったのが、『優秀な同僚のせいで仕事が回ってこない』ニュアンス。そんなに自分の方が仕事したいんだったら、その人を超えなきゃ無理でしょ。上司はちゃんとやってくれる方に仕事回しますよ」と指摘。「『私のことを平等に扱ってください』のニオイがする。社会は平等じゃない。より優秀な人に仕事がいく」と説いた。
一方で、「なんで私、ここにいるんだろう。オカマ自体がニートみたいなものよね」「使う方もなんだかよく分からないで使って、出る方もなんだかよく分からないで出て。まぐれで今こうなってるけど、誰も分からなかった」と自身に置き換え、「『頑張んなさいよ』とは言いつつも、『じゃあ、お前はどう頑張ってたんだよ』と言われると、よく分からない。今ですら私、どう頑張ってるのか自分でも分からない」と胸の内を明かす。
その上で、「なんかやればいいのよ。なんでもいいから。なんでもいいからやったことを誰かが見てるから。『これをやったから正しい』はない」と結論付けたマツコ。有吉弘行は「本当だね」「腐って何もやらないのが一番ダメ」と納得し、「いつもそう思う。怖くなる。『じゃあもう1回同じことやりなさい』と言われたら、絶対に無理だと思って吐き気がする」と過去に戻ることを想像し、マツコもその心情を理解していた。