シャープは2019年4月10日、メディア向けの技術内覧会にて、マイクロフォーサーズ規格の8Kビデオカメラの実機を日本で初めて公開しました。20019年内の発売を目指しており、価格は500,000円前後となる予定です。

2019年1月のCES2019で、シャープはマイクロフォーサーズ規格の8Kビデオカメラを参考出展しましたが、そのときの展示はモックアップでした。今回の展示も完成品ではありませんが、ついに動く実機がお披露目された形です。

  • 8Kビデオカメラ

    マイクロフォーサーズ規格の8Kビデオカメラ。横幅がかなりあるなあという印象です。64GBのmicroSDカードを使った場合、8K映像を30分~40分ほど記録できるとのことでした

  • 8Kビデオカメラ

    4月3日にシャープは、マイクロフォーサーズ規格に賛同し、オリンパスと共同で製品開発をしていくと発表しています。装着しているレンズはもちろんオリンパス製……と思いきや、フォクトレンダーの単焦点レンズでした。Why……

  • 8Kビデオカメラ

    背面には液晶ディスプレイがドーンと広がります。2軸回転式で、モニターを手前に向けて自撮りもできるようです

  • 8Kビデオカメラ

    操作部は非常にシンプルな構造でした

有効画素数は約3,200万画素で、8K解像度の動画撮影をサポートします。8K動画は、HDMIの次世代バージョン(まだ発表されていない。シャープいわく「HDMI 2.2」)に対応するケーブル1本でモニターへと転送できます。

フレームレートは、8K撮影時で30p、4K撮影時で60p、フルHD撮影時で120pとなります。静止画も撮影できますが、あくまでサブ的な役割。メインは動画撮影に据えるそうです。本体に手ブレ補正機能は備えていませんが、レンズの手ブレ補正機能を利用できます。

  • 8Kビデオカメラ

    カメラストラップには早くも、「SHARP」と「8K」のロゴが入っていました