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【この記事のエキスパート】
整理収納アドバイザー、キッチン収納コンサルタント:岩佐 弥生

整理収納アドバイザー、キッチン収納コンサルタント:岩佐 弥生

整理収納作業をはじめ、キッチンショールームでの収納コーディネート、収納セミナー講師、企業の収納コンサルタントなど幅広く活躍。

喋る仕事もしていることから、収納セミナーは分かりやすく聞きやすいと好評。また、お片づけが好きになる!「収納ラベル」もプロデュースしている。


この記事では、ファイルや書類の整理に役立つファイルスタンドのおすすめ商品をご紹介します。無印良品やニトリなど人気メーカーの商品も多数ピックアップ! おしゃれなデザインや仕切り付き、スリムタイプなどを厳選しました。

ファイルスタンドの選び方

まずは、ファイルスタンドを選ぶポイントをご紹介します。ポイントは下記。

【1】形状
【2】素材
【3】サイズ
【4】機能

上記のポイントをおさえることで、よりほしい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。

【1】ファイルスタンドの形状で選ぶ

ファイルスタンドの形状は、おもに「縦型」と「横型」に分かれます。それぞれの特徴をご紹介します。

縦型タイプ|デスクや本棚に立てて収納

出典:Amazon

ファイルを立てて収納するなら、縦型タイプのファイルスタンドを選びましょう。背表紙が見えるように収納すれば、どこに何のファイルがあるのかひと目でわかります。

また、デスクの上を整理したいときにも、縦型のファイルスタンドは便利です。書類や資料などをひとまとめにできるので、デスクがすっきり片付きます。

横型タイプ|引き出し収納にも便利

横型のファイルスタンドは、ファイルや書類を水平に挿し入れるタイプと、垂直に挿し入れるタイプがあります。デスクの上に置くなら水平タイプ、キャビネットや引き出しのなかに入れるなら垂直タイプが適しています。

垂直タイプはインデックスや背表紙が上に来るため、ファイル探しも取り出しもスムーズです。

【2】素材を選ぶ

ファイルスタンドの素材は、おもにプラスチック製(ポリプロピレン製)、金属製、紙製、木製などがあります。

素材によって扱いやすさや性能、耐久性が異なるので、しまうものによって使い分けるのがおすすめです。4つの素材の特徴をくわしく解説します。

プラスチック製|丈夫で使いやすい

出典:Amazon

丈夫で軽く、扱いやすいのが特徴です。軽量かつ強度があるため、オフィスや書斎などさまざまな場面で使えます。水にも強く汚れてもかんたんにお手入れができるので、キッチンでの収納にも便利。また、中身のファイルが確認しやすい透明なファイルスタンドも多数販売されています。手早く目的の書類を探したい方は色にもこだわるのがおすすめです。

金属製|耐久性が高く安定感あり

出典:Amazon

ステンレスなどの金属製のものは、かなり頑丈で安定感があるのが特徴です。スタンド自体に重量があるため、たくさん書類を入れても倒れる心配が少ないです。また、スタイリッシュなデザインが多いため、モダンなインテリアによく合います。

重い物を入れた状態のまま引きずると、机や本棚にキズをつける可能性がありますので、置きっぱなしで使うか、中身を取り除いてから動かしたほうがキズつきにくいです。

紙・ダンボール製|軽量で価格が安い

出典:Amazon

紙製は、軽くて持ち運びやすいのが特徴です。引っ越しが多い方や、模様替えを頻繁にする方におすすめ。また、組み立て式のものが多く、使わないときは折りたたんで収納できるので場所を取りません。耐久性はやや低めですが、安価なので気軽に買いかえられ処分がかんたんな点も魅力です。

木製|ナチュラルな質感でおしゃれ

出典:Amazon

木製のファイルスタンドは、頑丈で耐久性にすぐれているため、重い物をたくさん入れても倒れにくいです。木のぬくもりを感じられ、ナチュラルな雰囲気の部屋にぴったり。また高級感があるので、インテリアの一部として見せる収納にも使いやすいです。ものによっては経年変化を楽しむこともできますよ。

【3】サイズを選ぶ

出典:Amazon

ファイルスタンドは商品によってサイズが異なるため、購入前にきちんとサイズを確認しておきましょう。確認すべきポイントは、幅・奥行・高さの3つです。

また、内寸と外寸の表示がある場合には、置き場所のサイズ確認には外寸を、収納するファイルのサイズ確認には内寸を参考にしてください。ファイルのサイズが決まっている場合は、「A4ファイル対応」など記載のある商品を選ぶと失敗しにくいでしょう。

【4】機能で選ぶ

ファイルスタンドの機能に注目するのもおすすめです。自分の使い方に合った機能を備えたものを選べば、さらに使い勝手がよくなるでしょう。

より便利に使うための工夫が施された商品がたくさんありますので、選ぶときの例をご紹介します。

底が広いものは安定感が高い

出典:Amazon

縦型タイプは短い辺を下にして収納するため、横型タイプよりもバランスが不安定になりやすく倒れやすいデメリットがあります。縦型を選ぶときは床面積の広いワイドタイプにすると、置いたときの安定感が増して倒れにくくなります。

また、紙製やプラスチック製は軽いぶん倒れやすい弱点があります。スタンドが倒れないよう安定感を重視したいなら木製や金属製のものがおすすめです。スタンド本体に重さがあるので、よりしっかりと収納できます。

たくさんの書類をまとめるなら仕切り付き

出典:Amazon

たくさんの書類をひとつのファイルスタンドで管理したい場合は、仕切りつきがおすすめ。さまざまな書類を内容ごとに分けたうえでひとまとめに収納できて便利です。

ふだんからわかりやすい順番でまとめておくことで資料を探す時間が減り、より効率的に仕事ができますよ。

引き出しや小物を入れる収納があると便利

出典:Amazon

引き出しや小物を入れられるスペースが付いたファイルスタンドも販売されています。クリップやホッチキスの替え芯、イヤホンなどこまごまとしたものを入れるのに便利です。デスクまわりをスッキリ整理整頓したい方におすすめです。

整理収納アドバイザーより

【エキスパートのコメント】

ファイルスタンドには、「縦型」と「横型」があり、使いやすさも入れる書類やファイルなどによって使いやすさも変わってきます。そこで、どんな書類をどのように収納したいか? 取り出しやすいか? を頭の中で一度イメージしてみるのがおすすめです。

また、ファイルスタンドを置く場所、スペースもしっかりと確保してから購入なさってください。

ファイルスタンドの人気メーカー

ここからは、とくに人気の高いメーカーをピックアップして特徴をご紹介します。

コクヨ

出典:Amazon

コクヨは、紙製とプラスチック製のファイルスタンドをおもに販売しています。同じシリーズで背幅が狭いタイプと広いタイプの2種類が用意されているので、統一感のある収納が実現できます。

また、さまざまなカラーラインナップがあり、好みの色を見つけやすいのもうれしいポイント。オフィスでも浮かないシンプルな色から、スタンダードな色まで多数展開しています。

リヒトラブ

出典:Amazon

リヒトラブは、おもにデスクの書類整理に使えるような、コンパクトサイズのファイルスタンドを取り扱っています。

プラスチック製なので軽量かつ、お手入れも簡単。カラーも豊富で、オフィスやインテリアに合わせて選べます。また、仕切りつきのスタンドは別売りの仕切板を購入すればお好みの数だけ増やせます。

無印良品

出典:Amazon

インテリアの邪魔をしないシンプルなデザインでTPOを選びません。段ボール材を使用した紙製とプラスチック製があります。プラスチック製のスタンドは半透明とホワイトグレーの2種類のカラーがあります。半透明のスタンドはお菓子のストックを管理、ホワイトグレーは書類を見せないように収納など、使い方の幅が広いです。

ニトリ

出典:楽天市場

素材の種類を幅広く展開しています。安価で持ち運びしやすい紙製や、丈夫で軽いプラスチック製まで豊富に取り扱っています。木製のファイルスタンドは安価でありながらデザインがおしゃれで、ナチュラルな雰囲気を手軽に取り入れやすいです。また、カラーはホワイトやクリアなどのシンプルな色使いなので場所を選びません。

選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)