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【この記事のエキスパート】
キッチンツール専門店「キッチンパラダイス」店主:田中 文
使う側の視点で機能性に優れたキッチンツールを徹底的に吟味しセレクトするプロ。
その豊かな知識と経験談に、主婦だけでなく料理研究家やプロの料理人からの信頼も厚い。
道具の実験やお店の日常をつづったショップブログ「Aya’s Diary」が人気。
数少ない「調理道具の専門家」としてセミナー他雑誌やテレビでも引っ張りだこ。
自宅でパンを切るのに便利なパン切り包丁(ブレッドナイフ)。この記事ではタダフサ、無印などの人気メーカーの商品や高級包丁など、「よく切れる」と評判のナイフを一挙紹介! 疲れない電動タイプやパンくずがでないと人気の包丁も! 研ぎ方も解説します。
パン切り包丁を使うメリット
普通の包丁でパンを切っていませんか? そうすると、パンの断面がぼそぼそしたりつぶれてしまったりして、せっかくの美味しいパンが台無しに…。
切れ味のいいパン切り包丁を使えば、柔らかい食パンやかたいフランスパンも綺麗にカットできます。断面がガタつかないので見栄えがよく仕上がるのも魅力です。
パンくずが出ない!きれいに切れる!
パン切り包丁の選び方
パン切り包丁は切りたいパンの種類によって適したものが異なります。
ここではパン切り包丁の選び方を紹介するので、購入前にポイントをおさえておきましょう。ポイントは下記のとおり。
【1】刃の形状で選ぶ
【2】刃渡りの長さや幅にも着目
【3】電動タイプor手動タイプで選ぶ
【4】柄の素材や握りやすさで選ぶ
これらのポイントをおさえることで、より具体的に自分に合うパン切り包丁を選ぶことができます。
【1】刃の形状で選ぶ
パン切り包丁の刃の形状は、ギザギザがついた波刃包丁のほか、通常の包丁のような形状をしているものなど、いくつか種類があります。それぞれ特徴をチェックしてみましょう。
波刃タイプ|食パンからフランスパンまで多用途に使える
波刃包丁は、ギザギザとした波刃がついた、パン切り包丁のなかでも最も一般的なタイプです。
■やわらかいパンを切りたいときは波刃が細かいものを
一般的には、波刃の細かいものは食パンなどのやわらかいパン向け。パンくずが出にくく繊細にカットできるため、断面もきれいです。
■かたいパンを切りたいときは波刃が粗いものを
波刃が大きく粗いものはバゲット、フランスパンなどかたいパンが切りやすいです。また、先がとがっているパン切り包丁は、外皮を切り込むきっかけになるので便利です。
パンのかたさを問わずいろいろなパンをカットするなら、刃が高品質で、やわらかいパンもかたいパンもどちらも切りやすい、ほどよい粗さの波刃が使いやすいでしょう。
平刃タイプ|スポンジケーキや生食パンを切るのに最適
刃先が丸く平たいタイプのパン切り包丁は、刃をスッと入れることができるのでスポンジケーキや生食パン、サンドイッチなど柔らかいパンを切るのに最適です。
切ったあとの断面もきれいで、パンくずもあまり出ないので周りを散らかすことなく切ることが可能。波刃包丁とは違い、包丁研ぎなどメンテナンスしやすいといった点もメリットです。
波刃と平刃の両用タイプ|高級だが使い勝手がいい
パン切り包丁には、波刃と平刃の両方がついた両用タイプもあります。刃の部分によって波刃・平刃を切り替えて使うことができ、このタイプであればかたいパンもやわらかいパンも両方スムーズに切ることができます。
しかし、このタイプは、波刃または平刃の単独のタイプよりも価格が高い傾向があります。さらに研ぎ直しができず、お手入れしにくいというデメリットもあるので注意しておきましょう。
【2】刃渡りの長さや幅にも着目
パン切り包丁は、のこぎりのようにパンを切っていくものなので、ある程度の刃渡りが必要です。ホールケーキや大きな食パンなどを切る場合は刃渡りが長くなければ切りづらくなってしまいます。
また、刃の幅にも着目を。刃の幅が刃先まで同じものは、食パンなどを同じ幅で切るときに安定します。一方で、刃先まではゆるやかなカーブで先が尖っているものは、かたいパンを切るときに力を入れやすいです。
刃渡りの長さは、以下を参考に選んでみてください。
刃渡り20~24cm|食パン、フランスパンなど色々なパンにも使いやすい
自宅用として万能なパン切り包丁の刃渡りは、20~24cm程度といわれています。ちょうど取り扱いやすい長さで、食パン、フランスパンをはじめ、さまざまなパンが切りやすいです。
刃渡り25cm以上|ケーキや大きめのパンを切るのに便利
25cm以上の長さになると、ふだん使いとしては使いづらさを感じますが、ケーキや大きめのパンを一度にスッと切るのには便利です。お菓子作りが趣味で、ケーキを頻繁に切る機会があるなら長めの刃渡りを選ぶといいでしょう。
刃渡り10~15cm|クロワッサンやロールパンの細かいカットに
10~15cmの短いパン切り包丁も用意しておくと便利です。軽くてコンパクト、取り回しがいいので扱いやすく、とくにクロワッサンやロールパンなどをさらに細かくカットするのに重宝します。
【3】電動タイプor手動? タイプで選ぶ
パン切り包丁には通常の手動タイプのほか、電動式のタイプもあります。用途に応じてぴったりな方を選びましょう。
安い価格で買える「手動パン切り包丁」
オーソドックスな手動のパン切り包丁は、基本的な使用用途はパンのみに限られますが、電動パン切り包丁と比べて低価格に購入できるのがメリット。電源不要ですぐに使えるので、使用頻度が多く、多機能を求めない方におすすめです。
きれいに切れる「電動パン切り包丁」
電動パン切りナイフは刃が自動で動くようになっており、手で切るには難しい薄切りなどに便利です。またパン以外にも巻きずしやトマトなどの食材をスムーズに切ることができるので、パン切り以外の用途でも使えるメリットがあります。
なお、電動式なので、電源が必要となり使える場所は限られてきます。コードレスの商品を選ぶか、キッチンのコンセントの位置から切る場所まできちんと届くのかなど確認して購入する必要があります。
【4】柄の素材や握りやすさで選ぶ
パン切り包丁を選ぶときは、樹脂、木、ステンレス製など柄の素材にも注目してみましょう。柄は、使い心地や持ったときの感触の気持ちよさを左右する部分。ふだん使いするうえで大切なポイントです。
樹脂・プラスチック製|軽量でお手入れも簡単
持ち柄が樹脂やプラスチックでできているパン切り包丁は、軽量なので扱いやすく、力が弱くてもブレることなくパンを切ることができます。水にも強いのでお手入れも簡単。
ただし、注意したい点は食洗機で使えるかどうかという点です。樹脂には耐熱温度があるので、なかには食洗機で洗えないものも。購入時に確認しておきましょう。
木製|手に馴染み握りやすい
持ち柄が木製のパン切り包丁は、手にしっくりとなじみ握り心地がいいのが特徴。ただし、水や熱に弱いという特徴があるので注意しましょう。
基本的に食洗機が使用できないものがほとんどですが、なかには耐水性が高く腐食に強いものもあります。
ステンレス製|重量はあるが食洗機対応がメリット
ステンレス製のパン切り包丁もあります。このタイプは柄と刃が一体となっており接合部がないため、そこに汚れが溜まることがなく、洗いやすく衛生的に使うことができます。
なお、ステンレス製は重量があるものが多く、柄の部分も木製に比べると滑りやすいといった場合もあります。力の弱い人は少々使いづらいかもしれません。
選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)