BIGLOBEは4月8日、「キャッシュレスに関する意識調査」の結果を発表した。調査期間は2019年3月6~7日、調査対象はスマートフォンを所有する20~60代の個人で、有効回答は1,000人。
キャッシュレス決済を利用している人は全体の70.5%。「利用する理由」を聞くと、「支払いがスムーズ」が75.3%と最も多く、次いで「割引やポイントがあるから」が58.0%、「お金の管理がしやすい」が22.3%と続いた。
一方、キャッシュレス決済を利用していない人を対象に「利用していない理由」を尋ねると、「お金を使いすぎてしまいそうだから」が33.2%、「仕組みをよく知らないから」が32.2%、「必要性を感じないから」が31.9%と、上位3位は僅差の結果となった。
キャッシュレス決済経験者で利用をやめたことがある人に「やめた理由」を問うと、「お得感を感じられなかったから」が29.1%でトップ。以下、「完全なキャッシュレスにはできなかったから」が27.7%、「利用できる店舗に行かなくなった」が24.1%と続いた。
現金1万円とキャッシュレスの1万円、どちらがよりお金としての重みを感じるか聞くと、「現金」が56.7%、「キャッシュレス」が9.1%と、6倍以上の人がキャッシュレスより現金にお金の重みを感じていることがわかった。
キャッシュレス決済で1回あたりに支払うことに抵抗のない上限の金額は、クレジットカードが平均11.9万円、スマホ決済が平均2.3万円と10万円近い差があり、スマホ決済での高額決済に対する心理的障壁が浮き彫りになった。