米Microsoftは4日(米国時間)、外付けUSBメディアの取り外しポリシーの変更を発表。Windows 10 バージョン1809以降のWindowsでは、PCからそのままUSBメディアを引き抜ける「クイック削除」を既定にすると発表した。1809より前のバージョンでは「高パフォーマンス」が既定だった。
USBメディアの取り外しポリシーには、「クイック削除」と「高パフォーマンス」の2つがある。外付けUSBメディアの利用が終わったあと、PCからUSBメディアをそのまま引き抜ける「クイック削除」は、メディアの書き込み操作をキャッシュしないため、システムのパフォーマンスが低下する可能性があった。
このため、これまでの取り外しポリシーは、書き込みをキャッシュし、パフォーマンスの低下を招かない「高パフォーマンス」が既定で有効になっていた。しかしこの場合、メディアを外すには、タスクバーのUSBアイコン(マウスオーバーで「ハードウェアを安全に取り外してメディアを取り出す」と表示される)をクリックしてからメディアを外す、というひと手間が必要だった。システムがキャッシュ操作の完了を確認するためだ。
取り外しポリシーの既定は「クイック削除」となったものの、既定のポリシーはユーザーがUSBメディアごとに「クイック削除」か「高パフォーマンス」か設定できる。USBメディアの取り外しポリシーは、デバイスマネージャー>ディスクメディアから、該当のUSBメディアを選択し、プロパティを選ぶことで確認できる。