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【この記事のエキスパート】
アウトドア&旅ライター・編集者:大森 弘恵
オートキャンプ雑誌、アウトドア雑誌の編集部を経て、フリーランスに。
現在はアウトドア(おもにキャンプとウインターアクティビティ、野外料理)、旅をテーマに雑誌やWEBマガジンで活動。
趣味は30年ほど前からはじめた国内外でのオフロード・ツーリング&キャンプ。最近、ハンモック泊の心地よさに感激。
レイアウトしやすくファミリーキャンパーから絶大な支持を得る「2ルームテント」。コールマンやスノーピークをはじめ、設営簡単な初心者向け、機能性豊富な上級モデル、他とかぶらないかっこいいデザインなど多数の商品が発売されています。この記事では2ルームテントの選び方とおすすめ商品を紹介します。
メリット・デメリット
2ルームテントとは?
2ルームテントとは、「寝室」だけでなく「リビング」も備えたテントのこと。
このテントさえ設営してしまえば、ご飯を食べる場所や寝る場所も準備OK。アウトドアで過ごすために必要なスペースを全て確保できます。使い勝手抜群なので、ファミリーキャンプやアウトドア初心者におすすめです。
寝室とリビングを備えているとはいえ、大きいものばかりではなくコンパクトな商品もあるので、ソロキャンプの方にもおすすめですよ!
2ルームテントのメリット
●タープを設営する必要がなく、設営と撤収の手間が一度でOK
●風や雨でもクローズしてしまえば問題ない
●就寝中も、外部の侵入をシャットダウンできるため安心
●寝室部分を外し、シェルターとして使える商品もある
2ルームテントのデメリット
●レイアウトの自由度が低い
●一般的なテントと比べるとサイズが大きく、重い
●濡れてしまうと干すのが一苦労
アウトドアライターが解説!
2ルームテントの選び方
アウトドアライターの大森弘恵さんに、2ルームテントを選ぶときのポイントを教えてもらいました。
居住性を重視するならひと回り大きめを
テントとタープを組み合わせた、居住性の高さがポイントの2ルームテント。2ルームテントでくつろぎたいなら、テントの対応人数が実際に使う人数より多いものを選びましょう。
テーブルやイスをひさし部分にセッティングすることも多いため、キャンプ用品が収まるかどうかもポイントです。ひと回り大きめだと、動線を確保しやすく快適に過ごせます。
設置環境に合わせて天井の高さを選ぶ
天井が高い2ルームテントだと、圧迫感を感じにくいため、開放的な気分を満喫できます。さらに居住性が高くなり、テント内での移動や着替えもスムーズにおこなえるので、快適さを重視する人にぴったりです。
ただし、山で使用する場合は急な天候の変化に備えなくてはなりません。そこで重視したいのは耐風性です。風の抵抗を受けにくいデザインのテントを選びましょう。
雨に対応できる耐水圧の目安は2,000mm
キャンプ中に雨にあい、雨がしみてポタポタと落ちてきてショックを受けるのは避けたいもの。最近のテントは、防水・撥水加工された生地を使用し、継ぎ目からの水の浸透を防ぐシームレス加工がされているものがほとんどです。
そこで防水性能の高さを見分けるには、耐水圧をチェック。目安は、300mmだと小雨に、2,000mmだと中雨に耐えられます。耐水圧が2,000mm以上あれば、ある程度の雨をしのげるでしょう。
設営方法を事前にチェック
2ルームテントは、ひさし部分もあり、慣れるまではひとりでの設営がたいへんなことも。とくにキャンプ初心者の人は、キャンプ場でイライラしないためにも、ひとりでも約15〜20分で設営できるよう設計されたテントを選ぶといいでしょう。
なかには、かんたんに設営できる工夫が施されたテントが出回っています。楽しいキャンプのためにも、事前に設営方法を確認しておくことが大切です。
軽量性・収納サイズもチェック
居住性を高めて大きなテントを選ぶと、気になるのが重量や持ち運びのしやすさです。収納した場合のサイズもしっかり確認しておき、車の収納スペースに合わせて無理なく持ち運べるものを選びましょう。
なかにはツーリングテントとしても利用できる軽量で少人数向けの2ルームテントも出回っています。居住性の高さとはかりにかけて、どの程度の重さやサイズなら取り扱いしやすいか検討しましょう。
夏を快適にするベンチレーションやメッシュ窓
【エキスパートのコメント】
フライシートには、大きなメッシュパネルやメッシュ窓が搭載されているものも多いですが、インナーとサイドの窓が連動しているものは意外と少ないです。夏を涼しく過ごすなら、大きなベンチレーションあるいはインナーにメッシュ窓が不可欠となります。また、ベンチレーションは雨が入りにくい構造かどうか、確認しておきましょう。
一方、フライシートの裾にスカートがあると、冷気が入りにくく冬キャンプ向きです。ただし、一部しかスカートがないものは荷物で隙間風を遮断するなど、工夫が必要です。