ユニクロはこのほど、4月に入社した新社会人と先輩社会人(男性、20~50代)に対してビジネスウェアに関する意識調査を実施した。その結果、理想の「働着方」について新社会人は「清潔感」を、先輩社会人は「着心地」を重視していることがわかった。また、「働着方」が下手だと人間関係にも影響を及ぼす可能性があることも判明した。
ここでいう「働着方」とは、スーツスタイルからオフィスカジュアルまで、仕事の際に着用する服装の選び方や着こなし方を指す。
まず、理想の「働着方」について聞いたところ、新社会人の1位は「清潔感がある」(80.6%)で、先輩社会人は「着心地がよい(着ていてストレスがない)」(57.5%)という結果だった。また、新社会人の清潔感に対する目は先輩社会人と比較して30%近く高かった。
他人のNGだと思う「働着方」については、新社会人・先輩社会人ともに「不快なニオイがする」と「シミ・汚れが目立つ」が共通で上位となる結果に。清潔感は「働着方」の重要なポイントと考えられる。
「働着方」が下手な人に対する印象を聞いたところ、新社会人の67.0%が「上司にしたくない」、68.0%が「出世しなさそう」という印象を持つという結果になった。先輩社会人は73.5%が「スケジュールや時間にルーズ」、60.4%が「信頼できない」と回答し、「働着方」が下手だとネガティブな印象をもたれ、人間関係や仕事へ影響を及ぼす可能性まであることがわかった。
「働着方」が職場での印象に重要なポイントになることがわかったが、実際に新社会人が新生活に向けて用意しているスーツの枚数は62.1%が「1~2着」で、先輩社会人の66.1%が3着以上所持していることから、「1~2着」では少ないといえる。
また、先輩社会人にビジネスウェアの悩みポイントをアイテム別に聞いたところ、「家で洗えない(クリーニング店を利用するしかない)」が、セットアップスーツ(43.4%)とジャケット(35.0%)で1位となり、清潔感を重視することからかビジネスウェアを家で洗いたい人が多いことがわかった。
また、「シワになりやすく、アイロンをかけるのが面倒」もボトムス(31.6%)と襟付きYシャツ(38.1%)で1位となっており、時間やコストなどの手間のかかる手入れについて悩んでいる人が多いようだ。
新社会人は、少ない着数でも手入れが楽なものを選んで、上手に着まわすことでできれば、理想の「働着方」に近づけるのではないだろうか。以上の結果を踏まえて、ユニクロは、スタイリスト栃木雅広氏が選んだ新社会人におすすめのコーディネートを提案している。
家で洗える「感動ジャケット」と「感動パンツ」のセットアップは上下で1万円以下。ネクタイとの相性がよいセミワイド襟のシャツで。
使用アイテム:感動ジャケット(ウルトラライト・ウールライク)グレー/5,990円・ファインクロススーパーノンアイロンスリムフィットシャツ(セミワイドカラー)ホワイト/2,990円・感動パンツ(ウルトラライト・ウールライク)グレー/3,990円
今年の流行色アースカラー、ベージュの感動ジャケットに、カーキ色のエアリズムポロシャツの組み合わせ。パンツは白でコントラストをはっきりと。
使用アイテム:感動ジャケット(ウルトラライト・コットンライク)ベージュ/5,990円・エアリズムポロシャツ グリーン/1,990円・EZYリラックスフィットアンクルパンツ(コットン)ホワイト/2,990円
1色でまとめると、カジュアルなアイテムでもビジネスウェアとして活用できる。洗濯後乾かすだけでシワが気にならず、手入れが楽なノンアイロンシャツで時短を。
使用アイテム:エアリズムUVカットカーディガン ネイビー/1,990円・ファインクロススーパーノンアイロンスリムフィットシャツ(ボタンダウン)ライトブルー/2,990円・EZYアンクルパンツ(ウィンドウペン)ネイビー/2,990円
※表示価格はすべて税抜き