歓迎会やお花見など、宴会が多いこのシーズン。「アルハラ」が定着しつつあるとは言え、みんながみんなきっぱりと断れるわけでもない。お酒が飲めない人の中には、飲み会を憂鬱に感じている人もいるだろう。
そこで今回は「断られる側」の意見を知るべく、お酒好きのマイナビニュース会員241名に「不快に感じないお酒の断られ方」についてアンケートを実施した。
質問
「お酒が飲めない後輩や若手社員がいた場合、あなたが最も不快に感じない断られ方を教えてください」
最も多くの人が選んだのは「お酒が飲めないので」(38%)。その理由を見てみよう。
「正直に言って貰ったほうが今後の付き合い方がお互いに楽になる」(大阪府/男性/50歳)
「正直に言ってもらうとうれしい。嘘つかれると辛い」(神奈川県/男性/39歳)
「無理なものは無理、お酒に限らず自分の考えを押し付けるのはどうかと思うので、ダメならそれでいいと思います」(大阪府/男性/49歳)
「正直に言われたほうが楽。特に飲ませたいとも思っていない」(神奈川県/女性/23歳)
「素直なほうが向き合ってくれてる感じでありがたい」(岐阜県/男性/44歳)
今後のことも考えて、単刀直入に「お酒が飲めない」ということを伝えられたほうが、お互いにとっていいと考える人が多いようだ。
2番目に多かったのは、「車で来てしまったので」(15%)。その理由としては、
「無理に飲ませて事故でも起こされたら困るので」(福岡県/女性/54歳)
「お酒が飲めない人に勧めるのは新人でも後輩でも今の時代はアウトだと思うから。車ならなおさらです。勧めた人も犯罪行為になるから」(北海道/女性/59歳)
「さすがにこれはすすめられないから」(新潟県/男性/41歳)
「嫌な気がしないから」(東京都/男性/40歳)
などが挙げられた。ある意味「お酒が飲めない」よりも強力なワードと言えるが、本当に車通勤でない限り、飲み会のたびに「車で来たので」と言っているとさすがに嘘だと思われてしまうかも。今後の付き合いを考えると、「お酒が飲めない」と正直に伝えるほうがいい気もする。
次に多かったのは、「体調が悪いので」(12%)。この回答を選んだ理由を見てみよう。
「さすがに体のことを言われたら、上司としては部下を今後管理していくためには大事な断りの理由であるから」(大阪府/男性/37歳)
「パワハラになる」(愛知県/男性/34歳)
「体調が心配なので」(大阪府/女性/41歳)
体調不良の人にまで一緒に飲んでほしいと思っている人はそういない。しかしこの断り方も、ずっと使い続けるには無理がありそうだ。
そのほか、「とくになし」(10%)、「明日朝が早いので」(9%)、「前に飲みすぎて倒れてしまったので」(8%)、「飲むふりをして別の物を注文する」(8%)と続いた。
今回のアンケートで、お酒好きの人の多くが「飲めないなら正直に言ってほしい」と思っていることがわかった。その場の雰囲気や関係性からなかなか言いづらい場合もあるだろうが、思い切って伝えれば案外すんなりと受け入れられるもの。
無理して飲んで体調を崩した、ケガをした……などということにならないよう、飲めない時は早いうちに「飲めません」と意思表示しよう。