• iPad mini(第5世代)にiPad mini 4用ケースを着けてみました

iPad mini(第5世代)を購入して1週間。サクサク動くペン操作に感動している筆者ですが、困ったのが本体に装着するケースです。

意図せず数々のスマホ・タブレットを割ってきた身としては、短期間であろうとも画面を割らない自信が全くなく、ひとまずディスプレイだけはiPad mini 4用のガラスカバーを貼り付けて保護したものの、背面はどうにもなりません。

そこで東京・秋葉原のヨドバシカメラに駆けつけたところ、現状、背面のみを覆うケースが量販店にほぼ売っていないことが判明しました(2019年4月5日時点。手帳型はいくつかあり)。Amazon.co.jpなどのオンラインショップを探せばいくつか見つかり、また、大手周辺機器メーカーから4月12日以降にいくつか発売されるようですが、それまでどう過ごしたものでしょう。

思い悩んだ末、汚れ防止にと“食品包装ラップ”で包んでカバーしてみました。意識の低い持ち主の元に来たiPad miniがかわいそうなことになる、残念な例がこちらです。

  • もう元号も「令和」にさしかかろうというのにコレ。編集部で披露したところ「いかにも昭和っぽい」「タオルケットじゃ駄目なんですか」「かわいいというよりかわいそう」「これはアカン(全否定)」などの声が相次ぎ、昭和風に言えば総スカン状態。ちなみに前面の指紋センサーもラップで覆ったのですが、その状態でも指紋は問題なく認証されました

iPad mini 4のソフトケースを着けてみる

しかし食品包装ラップでは、指紋の脂や汚れは防げても、衝撃には耐えられません。これまた悩んだ末に、iPad mini(第5世代)と本体サイズは同じ(両方ともW134.8×H203.2×D6.1mm)ということに思い至り、物は試しと前モデル「iPad mini 4」のソフトケースを購入、装着してみました。結果はこちら。

  1. 位置がピッタリだった部分……Lightning端子、電源ボタン、スピーカー、イヤホンジャック
  2. 位置が合わなかったが、使用に影響ない部分……背面カメラ
  3. 位置が合わず、使用に影響する部分……音量ボタン、背面マイク(デュアル)
  • サイズはピッタリ

  • スピーカーやLightning端子、イヤホンジャックの位置はちょうどいい(電源ボタン位置もOK)。一見使えそうですが……

  • 音量ボタン(写真左)、2カ所の背面マイク(写真右)の位置が合いませんでした。音量ボタンは実測で4mmほど、iPad mini 4より上にずれています。背面マイクは2カ所とも完全にカバーされてしまいました

  • 背面カメラはギリギリセーフ! 今回購入したケースはレンズに重ならず、撮影で気になる点もありませんでしたが、ケースによってはレンズにかかる可能性がある際どい位置です(iPad mini 4のカメラ位置から5mmほど本体コーナー側へずれた印象です)

ケースの不要な部分をカッターで削る

さて今回購入したのは、送料込みで約500円という激安ソフトケース。合わなくて困る部分が音量ボタン、背面マイクだけであれば「削ってしまえばいいのでは!?」という結論に至り、DIYコースに突入しました。

  • ケースに印を付け、不要な部分を削り取っていきます。出来上がりを見ればわかりますが、本記事はケースのカスタマイズをそんなに推奨するものではありません

  • 音量ボタン部分は丸々カット。切り取り終わってから気づいたのですが、音量ボタン部分は本体が凹んでいるためケースの厚みより低く、かなり押しにくいです

  • デュアルマイクは背面に1つ、上側面に1つ。穴を開けることで用は足せましたが、見た目はイマイチ

厚さ約2mm(実測)のソフトケースに印を付け、所要時間30分ほどで、背面マイク周りを丸く削り、音量ボタン部分を切り取ることができました。見た目はそんなに良くないですが、少なくとも食品用ラップよりは防御力が高く、“本体を保護する”という目的は果たせそう。iPad mini(第5世代)に正式対応したケースが市場に多く出揃うまでは、このケースでやっていくことになりそうです。

  • ケース問題が一段落して気になったのが、今回の作業中に発見した小キズ。やはり食品用ラップは駄目なんスね……という納得感とともに作業終了