クラレはこのほど、「2019年版 新小学1年生の将来就きたい職業、親の就かせたい職業」を明らかにした。同調査は2018年5月~2019年1月、2019年4月に小学校に入学する子どもとその親各4,000名を対象にインターネットで実施したもの。
2019年4月に小学校に入学する男の子に「将来就きたい職業」を尋ねたところ、1999年から21年連続で「スポーツ選手」(20.1%)がトップとなった。2位は「警察官」(14.2%)、3位は「運転士 ・運転手」(8.8%)となっている。
「研究者」(5.7%)は過去最高の5位にランクイン。「ユーチューバー」(1.8%)は、初登場から4年連続で順位を上げ、12位に入った。
女の子に「将来就きたい職業」について聞くと、1位は、調査開始以来21年連続で「ケーキ屋・パン屋」(26.7%)で、2位は「芸能人 ・歌手・モデル」(9.0%)だった。3位の「花屋」(6.2%)、4位の「看護師 」(5.6%)も上位だが、比率は20年前の半分以下になっている。
「スポーツ選手」(2.2%)は、2018年まで年々微減が続いていたが、12位まで順位を上げた。2018年には圏外だった「動物園・遊園地」(1.5%)が15位にランクインしている。
男の子の親に、将来子どもに「就かせたい職業」について聞くと、「公務員」(18.0%)が最も多かった。2位は「スポーツ選手」(9.5%)、3位は「会社員 」(8.9%)だった。
女の子の親に、将来子どもに「就かせたい職業」を尋ねたところ、1位は「看護師」(18.9%)、2位は「公務員」(12.4%)、3位は「薬剤師」(8.7%)だった。医療系の職業が上位を占め、「専門職」も過去最高の10位に入っている。