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【この記事のエキスパート】
文房具ライター:きだて たく
最新機能系から駄雑貨系おもちゃ文具まで、なんでも使い倒してレビューする文房具ライター。
極端な悪筆と工作下手がコンプレックスゆえに自分を助けてくれる便利な文房具を探し求め続けており、その活動の結果得られた情報を雑誌・WEBなどの媒体で公開している。
文房具に関する著書多数。近著には『この10年でいちばん重要な文房具はこれだ決定会議』(共著 スモール出版)がある。
レーザーを使って離れた場所を光で指し示すことができる「レーザーポインター」。ビジネス現場でのプレゼンには赤色、屋外用には緑色など、選び方にポイントがあります。この記事では、レーザーポインターの選び方と、コクヨやキヤノンなどの人気おすすめ商品、ユーザーの口コミをご紹介します。
レーザーポインターとは
レーザーポインターとは、レーザーを使って離れた場所を光で指し示すことができるツールのこと。
パワーポイントの資料をプロジェクターでスクリーンに投影しプレゼンテーションをする機会に使われることが多いです。会議やセミナーなどのビジネスシーンを中心に、講義・講演などにも幅広く活用されています。
(※)注意点:レーザーポインターには安全基準があります
【エキスパートのコメント】
安全基準を満たしているPSCマークつきを選ぼう
過去、プロ野球選手の目に観客席からレーザーポインターが照射されて、問題になったことがあります。
高出力のレーザーポインターは焦点温度が高く、使い方を誤ると非常に危険! そこで現在では国内で安全基準が設けられ、一定以上の出力を持つレーザーポインターの製造と販売は違法となっています。
国により定められた安全基準を満たしているレーザーポインターには必ず「PSCマーク」が表示されていますので、購入する際には、この「PSCマーク」のあるものを選んでください。
レーザーポインターの種類・機能
会議やプレゼン、講義などで画面を光点で指し示すツールがレーザーポインターですが、大きく分けて「単機能モデル」「プレゼンターモデル」「ワイヤレスマウスモデル」の3種類があります。一つひとつ解説していきます。
▼単機能モデル
単機能モデルは、レーザー光を照射するだけのシンプルなモデル。
レーザーの照射以外に、余計な機能はないので使いやすく、価格も安いというメリットがあります。しかし、プレゼンや授業で使用する際は、逐一PCを操作しながら使用するため、やや煩わしさもあります。
▼プレゼンターモデル
プレゼンターモデルは、パワーポイントなどのプレゼンソフトの、資料のページ送り・戻りなどが操作できるモデル。
ボタンひとつでページ送りが可能なため、スムーズにプレゼンや授業ができます。大会議室でのプレゼンや、大講義室での授業などで使用する方にピッタリです。ただし、高機能なものほど価格も高くなり、1〜3万円ほどのものもありますのでご注意ください。
▼ワイヤレスマウスモデル
ワイヤレスマウスモデルは、レーザーポインターでマウスを操作するようにPCを遠隔操作できるモデル。レーザーポインターの中では一番高機能で便利なモデルです。
プレゼン資料のページ送り機能などはもちろんのこと、例えば、プレゼン資料に記載したURLのリンク先に飛ぶことや、PCのタブ変更、また商品によってはタイマー機能などが付いているものもあります。
便利な反面、高機能なため、1〜3万円と価格が高くなってしまいますので、こちらもぜひご注意ください。
(★)ポイント:プレゼンにはパソコン操作ができるタイプが便利
【エキスパートのコメント】
今ではPCでスライドを表示させながらのプレゼンが一般的なので、プレゼンソフトを離れた場所から操作できるプレゼンターモデルか、ワイヤレスマウスモデルが圧倒的に便利でしょう。
また、レーザー光は出ませんが、スライド画面に直接ポイントを表示する「プレゼンターツール」も、最近では注目を集めています。
レーザーポインターの選び方
それでは、レーザーポインターの基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記のとおり。
【1】光の色
【2】照射距離
【3】電波が届く距離
【4】タイマー機能
【5】サイズ・形状
【6】電源の方式
上記のポイントをおさえることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】光の色と特徴をチェック
レーザーポインターは光点によって、画面の注目してほしい場所を示すツールですから、いちばん重要なのはやはり光点の見やすさ。
光の波長の違いによって、それぞれ性能に違いがあります。
▼狭い空間で使うなら「赤色」
ベーシックなのは、650nmと波長が長い赤色レーザーポインター。ほかの色と比べるとやや暗く到達距離が短いので、少人数の会議など、小さい空間で使用するのに適しています。リーズナブルなので手に入れやすいのが魅力。
また、最近はより波長が短く、約2倍明るく見える635nmの赤色レーザーポインターも登場しています。
▼広い会場で使うなら「緑色」
緑色レーザーポインターの波長は、人間の目でもっとも明るく感じられる波長に近い532nm。
赤色レーザーポインターよりも8倍明るく見えて、光も遠くまで届くというメリットがある反面、どうしても全体的に高価格の製品が多くなってしまいます。
とはいえ、実際に比べてみると、明らかに緑色レーザーポインターのほうが明るくはっきりと見えますので、ホールや大会議室といった広い場所で使うなら、緑色レーザーポインターを選んだほうがよいでしょう。
▼インパクトを求めるなら「青色」
使う人が少ない青い光のレーザーポインターを使えば、視聴者やクライアントにも印象に残りやすく、ほかのプレゼンターとの差別化をはかることができます。きれいな青い光は興味を引き、プレゼン成功へのアドバンテージになるでしょう。
きれいな青色ではなく、紫に近い色でも青色のレーザーポインターとうたっているものや、違法なレーザーポインターもあるので、「PSCマーク」のついた青色のレーザーポインターを選ぶのがポイントです。価格も赤色・緑色タイプより割高となります。
【2】照射距離をチェック
レーザーポインターの色の特徴を見てきましたが、照射できる具体的な距離はどのくらいでしょうか。それぞれチェックしていきましょう。
一番長いのは緑色で約200m、次に赤色で約100m、最後は青色で約50mです。緑色は広い会場向き、赤色は狭めの会場向きということになります。
【3】電波が届く距離をチェック
スライドの操作に便利なプレゼンターモデルとワイヤレスマウスモデルですが、注目したいのはPCからの操作可能範囲です。
ほとんどの製品はPCに挿したUSBレシーバーを介して電波で操作しますが、その電波が届く距離は15m~30mと製品によってまちまち。
通常は15mでも充分ですが、PCと離れた場所でプレゼンをする機会があるなら、できるだけ遠くから使えるものを選んでおいたほうが安心でしょう。
【4】バイブレーション式タイマー機能があると便利
あらかじめ使用時間を設定しておくと、バイブレーターで知らせてくれる機能です。プレゼンテーション中、時間に気を配りながら行う必要がないですよ。
また、タイマーをストップしないと時間を計測し続けるので、どのくらいオーバーしたかをチェックすることができます。時間配分に気を配ってプレゼンテーションするならチェックしておきたい機能です。
【5】サイズ・形状をチェック
レーザーポインターには、胸ポケットに入れられるペンのようなスリムタイプや、テレビ用リモコンのようなある程度大きめで握りやすいタイプなどの種類があります。
形状や大きさは、ボタンの押しやすさや、持ちやすさに直結するので、手の大きさに合った扱いやすいものを選ぶようにしましょう。
【6】電源の方式をチェック
電源方式には、電池式と充電式の2通りがあります。自分が使うシーンを考えながらそれぞれの特徴をみていきましょう。
▼携帯性と手軽さなら「電池式」
電池式は、万が一電源がなくなった場合でも、コンビニなどで簡単に調達できる手軽さがメリットですが、その分コストがかかってしまいます。またレーザー光により消費電力がかなり違いますので、購入前には必ず使用可能時間を確認するようにしましょう。
▼長時間使用することが多いなら「充電式」
電池のように使い捨てでないため経済的です。1回の充電で長時間使用可能なモデルもあるので、長時間の会議やプレゼンテーションに使いたい方は充電式の方が使いやすいでしょう。USB経由で簡単に充電できますよ。
エキスパートのアドバイス
【エキスパートのコメント】
レーザーポインターを購入する際にまずポイントとなるのは「低価格で少し暗い赤色レーザー」と「高価格だけど明るい緑色レーザー」のどちらにするか、です。
もちろん赤色レーザーポインターでも普通の会議室で使うなら充分ですが、広い場所だと緑色レーザーポインターを選ぶほうがあきらかに見やすくなります。使う場所と価格のバランスを考え、じっくり検討してください。
機能面では、PCから離れた壇上でプレゼンをする場合は「プレゼンター機能」がとても便利です。 最近は低価格モデルでもそういった機能がついている製品がありますので、チェックしてみてはいかがでしょうか。
レーザーポインターのおすすめメーカー
レーザーポインターを選ぶうえで、一つの基準となるのがメーカー。下記で紹介するメーカーはいろんなタイプの製品を展開しており、使用者も多いので安心して使えるはずですよ。
KOKUYO(コクヨ):事務器具も多数展開!
大学ノートで有名なコクヨ。文具メーカーとして知られていますが、事務機器も展開しており、レーザーポインターもそのうちのひとつです。
細いペンタイプから、ある程度大きさのあるハンディタイプまで、いろんな形状の商品を展開しています。また、レーザー単機能を備えるものや、PCを遠隔操作できるワイヤレスマウスモデルも。シンプルなデザイン性なので、ビジネスや会議で役立つはずですよ。
Canon(キヤノン):技術力をいかした機能性が魅力
カメラやビデオといった映像機器、プリンターなどの事務機器、半導体などを扱う日本の大手精密機器メーカーです。高い技術力を有しており、レーザーポインターにもいかされています。
例えば、ポインターの色や大きさを変えられたり、電池切れの際に嬉しい急速充電に対応していたり、タイマー機能を搭載していたり、使い勝手がいい機能性を備えています。
選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)