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【この記事のエキスパート】
IT・テックライター:石井 英男

IT・テックライター:石井 英男

東京大学大学院工学系研究科修士課程修了。

ライター歴25年。PC/ITに関するテクノロジーの解説や製品レビューを得意とする。

最近は、STEM教育や3DプリンターやCNCを初めとするデジタルファブリケーションに興味を持ち、積極的に取材や記事執筆を行っている。

また、子どもへのプログラミング教育にも関心があり、CoderDojo守谷のメンターを務めている。


現地でのスポーツ観戦を楽しむためには、選手や試合の動きがよく見えるスポーツ観戦用双眼鏡がおすすめ。解像度や視界の広さの機能が優れています。ここでは、高倍率タイプや眼鏡をかけたまま覗けるタイプなど双眼鏡の選び方とおすすめのスポーツ観戦向け双眼鏡をご紹介します。

スポーツ観戦向け双眼鏡とは

出典:Amazon

スポーツ観戦向け双眼鏡の特徴とは、解像度や視界の広さの機能が優れているスポーツ観戦に特化したアイテムになります。

サッカーやバスケットなどの激しいアクティブなスポーツには視界が広い双眼鏡を。野球やテニスなどの動きが一定のスポーツは解像度を重視して選ぶことがポイントです。

屋外のスポーツの場合は、急な雨にも対応できる防水機能付きの商品を選んでみてはいかがでしょうか。

スポーツ観戦双眼鏡の選び方

スポーツ観戦双眼鏡を選ぶときのポイントを教えてもらいました。ポイントは下記。

【1】倍率は12倍程度までにとどめる
【2】口径は20~30mmの大型ではないものでじゅうぶん
【3】見掛け視界もスポーツによって選ぼう
【4】明るさはあまり気にしない
【5】屋外のスポーツ観戦なら防水は必須
【6】アイレリーフを確認する

上記のポイントを押えることで、より欲しい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。

【1】倍率は12倍程度までにとどめる

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観戦したいスポーツによって、適した倍率が変わりますが、あまり高倍率のものを選ばないことがポイントです。

倍率が高いと、それだけ実視界が狭くなってしまうので、動きの速いスポーツでは選手を追いかけるのが難しくなります。

サッカーやラグビーなど広い場所で行なうスポーツなら6~12倍程度、バレーボールやバトミントンなどの屋内スポーツでは4~10倍程度が適切な倍率です。

【2】口径は20~30mmの大型ではないものでじゅうぶん

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倍率が同じなら、口径(対物レンズの直径)が大きいほど像が明るくくっきりと見えるようになりますが、その分双眼鏡が重く大きくなり、手持ちで長時間使うと手が疲れてしまいます。

暗い天体を観測するのに使うのなら、大口径の双眼鏡がおすすめですが、スポーツは基本的に明るい場所で行われますので、あまり大口径のものではなく、20~30mm程度のものがおすすめです。

【3】見掛け視界もスポーツによって選ぼう

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見掛け視界とは、双眼鏡を覗いたときに見える視界の広さのことです。見掛け視界が広ければ、動きの激しいスポーツでも見やすくなります。

野球やソフトボールのように、あまり動きの激しくないスポーツなら見掛け視界が45~60°程度あれば問題ありませんが、サッカーやラグビーのような動きの激しいスポーツなら見掛け視界が65°以上の広いものがおすすめです。

【4】明るさはあまり気にしなくても大丈夫

暗い場所で双眼鏡を使う場合は明るさを気にする必要がありますが、スポーツ観戦の場合は基本的には明るい場所で使用するため明るさはあまり気にする必要はありません。

もし明るさも気になる!という場合は「ひとみ径」の数値を確認してみましょう。日中のスポーツ観戦なら2~3mm、ナイター観戦なら3~5mm程度がおすすめです。

【5】屋外のスポーツ観戦なら防水は必須

出典:Amazon

バトミントンや卓球のように体育館などでおこなわれる室内スポーツの観戦なら、防水仕様でなくても大丈夫です。

しかし、サッカーやラグビー、野球などのように屋根のない屋外で行われるスポーツを観戦する場合は、防水仕様の製品を選ぶことをおすすめします。

【6】アイレリーフを確認する

眼鏡をかけている方は、アイレリーフの確認も大切なポイントです。

アイレリーフとは、目と接眼レンズの適切な距離のことです。眼鏡をかけたまま双眼鏡を使う場合、目を接眼レンズに近づけることができないため、双眼鏡の視野すべてをきちんと見るためには、アイレリーフが長い製品を選ぶ必要があります。眼鏡着用で双眼鏡を使いたい場合は、アイレリーフが15mm以上の製品から選ぶのがよいでしょう。

【ここがポイント!】IT・テックライターのアドバイス

【エキスパートのコメント】

テレビ中継でスポーツを観戦する場合は、テレビカメラの望遠レンズを駆使したアップの映像が観られますが、実際にサッカー場や野球場に行ってみると、選手が遠くてよくわからなかったという経験をお持ちの方も多いことでしょう。

双眼鏡があれば、離れた場所からでも選手の姿をはっきり見ることができスポーツ観戦が格段に楽しくなりますので、双眼鏡を持って行くことをおすすめします。

スポーツは基本的に明るい場所でおこなわれますので、それほど大きな双眼鏡は必要ありません。携帯性や防水性能を重視して選ぶのがよいでしょう。

選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)