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【この記事のエキスパート】
生活コラムニスト:ももせいづみ
暮らし、ライフスタイルを主なテーマとするコラムニスト。
日々の暮らしから生まれるコラム、忙しくてもゆるりと楽しく暮らすためのアイデア、時短レシピ、生き方のアドバイスは男女問わず幅広い世代から支持を集めている。
新商品や話題の家電、生活用品などのヒット予測、使用分析にも強い。「願い事手帖の作り方」「スープジャーレシピ」など著書多数。
「とくとく」と盃に注ぐ風情とともに、大好きな日本酒をより楽しめる徳利。最近は日本酒ブームもあり、おしゃれな徳利がたくさん販売されています。この記事では、徳利の選び方と、九谷焼・ガラス製・錫製など、熱燗・冷酒を楽しめるおすすめの商品をご紹介します。
日本酒に欠かせない徳利とは?
徳利の名前の由来は日本酒が盃に注がれる時に生まれる「とくり、とくり」という音から呼ばれるようになりました。
徳利とは、首が細く下部が膨らんだ容器の一種です。徳利は日本各地のさまざまな焼き物で作られており、好みのものを探して集めるのも楽しいものです。旅先で見つけたり、作家物の出会いを楽しみながら集めるのも、晩酌の楽しみのひとつ。こうした趣味の視点のほかに、「レンジでお燗ができる」「氷を入れて冷やせる」など機能性に秀でた徳利もいろいろあります。
徳利の選び方
容量も材質も種類が豊富な徳利。どれにしようか迷ってしまう方のために、生活コラムニストのももせいづみさんに、徳利を選ぶときのポイントを教えてもらいました。これを読めばどのように徳利を選べばよいかわかるようになりますよ。ポイントは下記のとおり。
【1】形から選ぶ
【2】飲み方に合わせて素材を選ぶ
【3】容量で選ぶ
【4】電子レンジ対応かチェック
【5】四季に合わせてデザインを選ぶ
【6】洗いやすいものを選ぶ
【7】日本酒の4タイプごとに選ぶ
それぞれ解説していくのでチェックしてみましょう。
【1】形から選ぶ
毎日の晩酌や友人たちとの酌み交わし、おもてなしやお祝いの席での一献など、日本酒はシーンによって楽しみ方があります。徳利もTPOに合わせて選んでください。
首が細くくびれた「スタンダードタイプ」
どのようなシーンでも使えるのが、首が細くくびれている一般的によくあるスタンダードタイプの徳利です。シンプルなもので、どのご家庭にもひとつはそろえてあるでしょう。
熱燗だけでなく冷酒にも使えますので、突然のおもてなしにも便利です。デザインや素材も豊富で、昔ながらの陶器、ガラス製などいろいろあります。絵付けの楽しさも選ぶポイントです。
冷酒や吟醸酒には「片口タイプ」を
小鉢に注ぎ口がついたような形の「片口」は、もとは大きな容器から小さな容器に液体を移し替えるときに使われていましたが、今は日本酒の徳利代わりに使う人も増えています。
広く口が広がっているので、香りを楽しみたい大吟醸や吟醸酒を常温や冷酒でいただくのにぴったり。中のお酒がよく見えるので、花びらや金箔を浮かべるといった楽しみ方もできますね。
熱燗が好みなら「ちろり」を
ちろりは銅や錫など熱に強い素材でできており、取っ手もついているので扱いやすいのが特徴。ちろりでお燗して徳利に移せば、徳利も熱くなりすぎずに持ちやすく、大事な徳利が欠けたり割れたりするのを防ぐこともできます。お燗専用の徳利ですが、とくに熱燗には適しています。
【2】飲み方に合わせて素材を選ぶ
徳利はさまざまな素材から作られており、日本酒や焼酎の飲み方にもかかわってきます。さっそく特徴を見ていきましょう。
冷酒を楽しむなら「ガラス製」
冷酒を楽しむならガラス製の徳利を選択するとよいでしょう。無色透明なものから着色されたもの、波や風を表現したデザイン性の高いあしらいがあるものなど、種類もさまざまあります。なかには、冷えた状態を長く愉しむことができるよう、氷用のポケットがデザインされている商品も。
お酒の味に影響を与えない素材なので、冷酒本来の風味を感じることができます。夏の風鈴に耳を傾けながら、窓から花火を眺め、一献を堪能する。そんなときに活躍してくれる素材です。
常温や熱燗には「陶磁器製」
徳利といえば、多くの人が想像するのが、この陶磁器製ではないでしょうか。粘土や石粉といった自然由来の素材ですので、米と水から醸造される日本酒がまろやかに馴染む器であることは、言うまでもありません。燗酒にする際に使用される事が多いですが、常温、燗、冷酒まで幅広い用途に向いています。
「錫製」や「銅製」は熱燗に最適
金属は熱伝導率が高いため、温めやすいのが特徴です。錫はお酒の雑味を浄化してくれるため、お酒も水もおいしくなると言われています。日本酒だけでなく、ビールの泡立ちもよくしてくれるため、アルコールを飲むときにはこれがあれば美味しく飲むことができるでしょう。
【3】容量で選ぶ
徳利には1合(180ml)~1升(1.8L)ものまで、容量の種類も数多く存在します。おすすめは飲食店でもよく見られる2合までを購入すること。それ以上になると業務用のものだったり、おいしい状態で飲みきれなかったり、収納に困ったりするかもしれません。
来客用、夫婦での晩酌用、など明確に欲しいサイズが決まっている場合は、多少大きくてもよいかもしれませんが、とくに決めていない場合は、まずは無難なものを選んでおきましょう。
【4】電子レンジ対応だと温めるのに便利
素材も色々ありますが、気軽に熱燗を飲みたいときに便利なのが電子レンジ対応の徳利です。わざわざお湯を沸かして温めるという手間も必要なく、簡単に熱燗を作ることができるのでおすすめです。耐熱ガラスのものは、見た目も「熱燗用」「冷酒用」と分けなくていいものが多く、収納がかさばらないのも◎
【5】四季に合わせてデザインを選ぶ
日本酒の楽しみ方には香りや味わいだけではなく、季節の風情を肴(さかな)にいっぱいやるという楽しみ方があります。季節に合ったデザインや絵付けの徳利を選ぶのも粋です。
春は桜の花びらなど華やかなもの、夏は涼しげなガラス製、秋は紅葉に見立てたデザイン、冬は重厚感のあるフォルムなど、四季に合わせた和の繊細なデザインの徳利でお酒を楽しんでください。
【6】洗いやすいタイプかチェック!
大事な徳利はていねいにお手入れして長く使いたいもの。こうした手入れが面倒な人は、口が広く、丈夫な素材のもののほうが洗いやすく扱いはラクです。形状によっては意外と場所を取るものもあるので、収納場所も考えて選びましょう。
【7】日本酒の4タイプに合わせて選ぶ
日本酒には、味の濃淡や香りの強弱などから4タイプに分類されます。それによって飲み方のおすすめもあり、自ずと選ぶ徳利も決めやすくなります。
薫酒(くんしゅ)
フルーティーな香りが特徴。軽めのお酒が多く、少し冷やして飲む(10~15℃)のがおすすめ。食前酒にも向いてる。
爽酒(そうしゅ)
軽快でスッキリした味わいが特徴。冷酒向き。
醇酒(じゅんしゅ)
米の旨味やコクが特徴。熱燗、常温、涼(すず)冷え(15℃前後)向き。
熟酒(じゅくしゅ)
深い香味が特徴。お好みの温度で、少しずつ楽しむのがおすすめ。熱燗にするならぬる燗(40℃前後)に。
冷酒向きならガラス製や片口、熱燗やぬる燗向きならスタンダードな徳利や焼き物の重厚な徳利、ちろりなど。お酒のタイプで都度徳利を選ぶのも、楽しみのひとつになるかもしれませんね。
選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)