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【この記事のエキスパート】
整理収納コンサルタント/暮らしコーディネーター:瀧本 真奈美
株式会社クラシングR 代表取締役
化粧品会社勤務、看護師を経て転職。
整理収納コンサルタント、住宅収納スペシャリスト、時短家事コーディネーター(R)expert他、資格有。
出版書籍6冊、掲載誌は130冊を超える。
専門家として「サタデープラス」「ZIP!」「ラヴィット!」などメディア出演も多数。
SNS総フォロワー19万人のインフルエンサーとして暮らしを提案、執筆、講演、SNSコンサル業務、ショップ経営など幅広く活動している。
一人暮らしからファミリー層までお部屋に欠かせないソファ。おしゃれなもの、収納付きやベッドとして使えるものなど種類が豊富に揃っています。この記事では、ソファの選び方・人気ブランド・おすすめ商品を紹介。通販の人気ランキングも掲載しています。
ソファにはどんな種類がある?
ソファにはさまざまなデザインがあります。どんなソファが欲しいのか、まずは種類をチェックしていきましょう。
ストレートソファ|定番デザインでサイズや種類も豊富
真っすぐなデザインのソファのことで一般的に一番普及しているタイプ。ストレートソファは素材やデザインなどが豊富なので、自分好みのソファを見つけやすく、置き場所を選ばず設置しやすいのが魅力です。また比較的コンパクトでデザインもシンプルなのでお部屋をすっきりと見せてくれます。
カウチソファ|足を伸ばしてくつろげる
ゆったりと足を伸ばして座ったり寝転ぶことのできるカウチソファ。ストレートタイプにオットマンなど足を伸ばすための座面のついたソファがセットになっています。
サイズが大きいので設置できる場所は限られますが、ゆっくりとくつろげるのが魅力です。1人が足を伸ばしても、広々とくつろげます。
コーナーソファ|大家族や来客が多い家庭におすすめ
L字にレイアウトできるソファのこと。ソファサイズが大きくなり、設置場所に制限がでてきますが、多くは使用人数に合わせて形を組みかえられますし、コーナー部分では足を伸ばしてゆったり座れるという大きな魅力もあります。
ソファベッド|一人暮らしやスペースの有効活用に
ソファとベッドの切り替えができるソファのこと。切り替え方法には、リクライニングや背もたれや座面を前面に引き出すタイプなどがあります。
ソファとベッドの両方を別々に置くスペースがなくそれぞれの代わりとして使用する場合におすすめです。一人暮らしの人や来客用のベッドを用意しておきたい人などに向いています。
ベンチソファ|コンパクトだからどこでも設置しやすい
公園にあるベンチのような形状で、短い間でも快適に腰掛けられるソファのこと。サイズは全体的に小さめなものが多いのが特徴。ダイニングテーブルと組み合わせて、ダイニング用ソファにしたり、洗面所、玄関など色々な場所に設置して使えます。
ローソファ|部屋を広く感じさせられる
座面が低め(一般的なソファの座面高さはおよそ38~40cmくらい)のソファのこと。日本人の暮らしに合う、人気のソファスタイルのひとつです。ローソファは視点が低くなるため、部屋に置いても圧迫感がなく視界が開けるので、狭い部屋にも置きやすいというメリットがあります。また、家族にまだ小さい子どもがいて、ソファから落ちる心配がある場合などにもおすすめです。
ローソファの中でもフロアに直に設置するソファが「フロアソファ」です。立ったり座ったりという動作はしづらいですが、高さが低いので圧迫感が出にくく、お部屋を広く感じさせてくれます。
ビーズソファ|設置場所を決めずに使える
伸縮性のある生地の中に樹脂製のビーズが入っているソファ。体勢に合わせてソファが形を変えてフィットするのが特徴です。
また他のソファと違って使う場所を決める必要がありません。軽量なので使いたい場所において座ることができます。
ソファの選び方
さらにソファを選ぶ際は、設置場所、使用人数、座り心地、デザインなど色々とチェックすべき点がありますよね。ここでは、失敗しないソファ選びのポイントを解説していきます。
設置場所に合ったサイズやデザインを選ぶ
自宅のどこに設置するのかによって、種類や大きさなどが変わってきます。ここでは、リビング・ダイニング、寝室、和室に置くソファの選び方をご紹介します。
リビング|生活同線を考えた大きさ・レイアウトに
リビングやダイニングは、多くの人が集まる場所です。また、テレビや冷蔵庫、ダイニングテーブルなど大きい家具・家電を置くスペースでもあります。そのため、生活動線を考えたうえでソファを選ぶことが大切になってきます。部屋のスペースに対して大きすぎると行動しにくくなるので、バランスを考えて設置しましょう。
例えば、、、
●テレビの見やすさを優先するなら:ストレート型やカウチソファがおすすめ。
●テーブルを囲んで会話を楽しみたいなら:コーナーソファや対面ソファがおすすめ。
ダイニングテーブルにソファを合わせるときは、適切な高さのモノを選びましょう。テーブルとソファの高さの間隔は20~25cmが目安。窮屈に感じない高さを選ぶことが大切です。
寝室|ゆったりくつろげて圧迫感のないサイズを
寝室に置くソファは、寝る前にくつろげる、ゆったりしやすいタイプがおすすめ。サイドテーブルを置くなら、高さも考えて選びましょう。なお、大きすぎると圧迫感が強くなってしまうので、1人用で足置きが付いたタイプなど、比較的小さいタイプがいいですよ。
和室|畳が傷つかない脚のタイプを
細くて堅い脚のソファを畳においてしまうと、畳がへこんだり傷ついたりしてしまうことがあります。それが心配な方は、脚がないタイプなど、畳との接地面積が広いソファを選びましょう。もしくは、カーペットなどを敷いてからソファを配置するだけでも畳への負担は大きく減少しますよ。
また、デザインにも気を配りましょう。ステンレスやプラスチックといった素材よりものより、温かみのあるウッドや布で覆われたローソファがおすすめです。
何人掛けかは家族の人数に合わせて選ぶ
ソファは、ひとりで座るのにちょうどいいサイズから2人掛け、3人掛け、多くの人数が一緒に使えるフロアマット付きタイプなど、サイズもさまざまです。家族や来客の人数など、何人が一緒にソファを使いそうかを想定しておきましょう。
例えば、、、
●1人暮らしなら:来客時にソファとして、寝るときにベッドとして活用できるソファベッド。
●2人暮らしなら:ピッタリな2人掛け、余裕をもって3人掛けのストレート型。
●3人以上なら:大人数が座れるコーナーソファや、カウチソファ。
インテリアに合ったデザインを選ぶ
ソファのように存在感がある大きな家具は、インテリアの雰囲気に大きな影響を与えます。特に、ソファの表面の素材と色は、よく考えて選びたいですね。理想のインテリアスタイルに合うソファを選んで、お部屋のイメージを作り上げていきましょう。いくつか、代表的なインテリアスタイルを紹介します。
「北欧スタイル」のソファはナチュラルな木+ファブリックが基本
「北欧スタイル」のインテリアは、木材を多く使うナチュラルなイメージで、日本によく合うと人気のスタイル。北欧スタイルのソファを探したいなら、白木の木材に、水色、黄色、グレー、ベージュなどのファブリック地を合わせたソファを選ぶといいでしょう。
ソファはスモーキーでやわらかい色にまとめておき、他の家具や小物で赤、青、黄色、水色など鮮やかな差し色を使うと、部屋全体のイメージがぐっと引き締まりますよ。
「イタリアンモダンスタイル」のソファは金属&レザーをモノトーンでまとめて
「カッシーナ」などの高級家具ブランドで知られる「イタリアンモダンスタイル」。スチール、ステンレスなど金属の脚に、黒のレザーを合わせたクールなイメージのソファを選ぶといいでしょう。
比較的大きいサイズのソファが多くなるため、部屋にもある程度の広さが必要ですが、全体を「イタリアンモダンスタイル」でまとめれば、非常に洗練されたイメージの部屋になることは間違いありません。
「ヴィンテージスタイル」のソファは使いこまれた木や皮革の素材感を大切に
「ヴィンテージスタイル」のインテリアは、木や鉄、革などの古い素材感が重要。ソファであれば、ニス塗りしてよく磨きこまれたツヤのある木材、使いこまれた感じを出しやすいレザー素材などを選ぶといいでしょう。もちろん、本物のヴィンテージソファを取り入れられれば最高ですが、素材感を選ぶだけでもかなり雰囲気を出すことができます。
部屋づくりとしては、レンガやスチール素材などを取り入れ、ユニセックスな雰囲気にまとめていくといいですよ。
「アジアンスタイル」のソファはラタン(籐)の編み素材を取り入れて
「アジアンスタイル」は、アジアンリゾートを連想させるリラックス感を大切にするスタイル。涼し気で夏向けのイメージもありますね。典型的な素材としてラタン(籐・とう)のツタを編んだ素材があるので、この素材を使ったソファを選べばアジアンテイストを取り入れられると考えてもおおむね問題ありません。
部屋全体としては、大型のインテリアグリーンなどをあわせると、よりリラックスできる空間に。アジアンな小物を合わせすぎるとごちゃごちゃしたイメージになってしまうので、小物はほどほどに減らして、シンプルにまとめるのがコツです。
座り心地をチェック
ソファに座ったときの座り心地は、座面にあるバネとクッション材によって大きく変わってきます。座りやすいものや長時間座っても疲れないものなどさまざまです。ソファの多くがバネとクッション材の併用が多いので、簡単に説明していきましょう。
主に、バネの種類は下記の4種類です。
●ポケットコイル
上質なソファで採用されているタイプ。コイルスプリングがひとつずつ独立しており、荷重が加わるとそれぞれのスプリングが荷重を支える。人の体形や座り方に合わせて沈むので、体によくフィットして座り心地がいい。
●コイルスプリング
弾力性のあるスプリングを鉄線で連結させたタイプ。面で荷重を支えており、安定感のある座り心地を味わえる。
●Sバネ
S字型の金属バネで荷重を面で支えるタイプ。座る箇所によって、ハリに強弱がある。
●ウェービングベルト
金属ではなく、布製のクッション材を使用したタイプ。金属特有の軋む音がないのも特徴。比較的安価なので手に入れやすい。
バネの上に乗せるのがクッション材です。ウレタンが使われているものが多いですが、高級なものになると綿やダウンなどを使っているものもあります。ウレタンは、低反発や高反発など体圧分散する方法の違いやそもそもの硬さや形状などさまざまです。
座り心地は、一人ひとりの好みでもあるので、結局のところ座ってみなければわかりません。ネットで購入する場合には、購入者の口コミや評判を参考にするとよいでしょう。
素材・材質をチェック
ソファの座面の材質も座り心地を決める重要なチェックポイントです。見た目や手触りはもちろんお手入れのしやすさにも差が出ます。
本革
高級感があり、耐久性も高い。こまめなメンテナンスは必要なものの、長く使い込むことで経年変化が楽しめるのがメリットです。
合成皮革
本革に近い風合いを割安に手に入れることができるのがメリット。水や汚れに強いのでメンテナンスがしやすいのも特徴。小さな子どもやペットがいる家庭にもおすすめです。
ファブリック
カラーバリエーションやデザインが豊富なので気に入ったものを探しやすいのがメリットです。カバータイプなどは、取り外してクリーニングできるので、常に清潔を保ちたい方などにも向いています。
機能性をチェック
ソファは家の中でもサイズの大きい家具のひとつなので、いろいろ有効活用できると便利です。ここでは、「座る・くつろぐ」以外の機能やより快適に過ごせる機能などを紹介します。
収納付きソファ:収納スペースが少ない部屋に好都合
ソファは家の中でもサイズの大きい家具のひとつなので、「座る・くつろぐ」以外の役割をもたせたい、というニーズにこたえたのが収納付きソファです。
座面の下などにものを収納できるので、ワンルームや収納が少ない家でスペースを有効活用することができます。収納方法は、引き出しタイプや座面下タイプなどの種類があります。
リクライニングソファ:気分や用途に合わせて角度を調節できる
ソファの背もたれが倒れるので、思いっきりくつろげるのが魅力です。手動で倒すタイプ、電動で倒れるタイプ、背もたれだけでなくフットレストも出てくるタイプなどがあります。
ハイバックソファ:映画をリラックスして観られる
背もたれが高いソファのこと。首や肩までのタイプ、ヘッドレスト付きで頭まで支えてくれるタイプなどもあります。長時間座ることが多い方、映画やテレビなどをリラックスしてみたい方などにおすすめです。
サイズが大きく存在感があるため、設置できるか場所をあらかじめ確認しておく必要があります。
価格をチェック
【エキスパートのコメント】
やはり気になるのが価格ですよね。ソファの保証期間なども考慮しながら、長く使うのであればある程度しっかりとした本格的なものを選びましょう。
何回も引っ越す予定がある、すぐに飽きる、定期的に買い替えたいなどの場合は、ローコストなものでも良いかと思います。ですが、もちろん値段だけで見るのではなく総合的に納得できるものを選んでくださいね。
ソファの人気メーカー・ブランド
数多くのソファが販売されており、「選び方はわかったけれど、どれがいいんだろう」と迷っている人は、安心感のあるメーカーやブランドで選んでみてはいかがでしょうか? 定評のあるメーカー・ブランドをご紹介するのでぜひチェックしてみてください!
NITORI(ニトリ):コスパに優れたソファといえば!
「お、ねだん以上。」をコンセプトに、ソファ、ダイニングテーブル、食器棚、ベッドなどの大型家具だけでなく、カーテン、食器などインテリア用品も取り揃えるニトリ。
ニトリのソファは、ポケットコイルを使用し柔らかな座り心地を味わえる「Nポケット」シリーズが人気です。また、スツールやフッドレストなどオプションも豊富なので、自分の生活スタイルや好みに合うソファが見つかるはずです。
IKEA(イケア):高コスパ&サステナビリティに配慮
「より快適な毎日を、より多くの方々に」をビジョンに持つスウェーデン発祥のイケア。ヨーロッパや北米、アジアなど世界各国に店舗を展開しています。また、サステナビリティにも積極的で、農薬を使わないオーガニックコットンや、植え替えの必要がなく土壌への負担もかからない竹などを商品に生かしています。
もちろん、ソファに関しても以上のような考えを反映しています。お手軽価格でありながら、地球のことも考えたアイテムを選びたいならイケアがおすすめです。
カリモク家具:一生ものを手に入れよう
1940年に愛知県で創業した国内製造の家具メーカー。創業以来、品質を追い求め、木の魅力を最大限表現する家具を生み出しています。中でも、「世界に通用するスタンダード」をスローガンとするブランド・カリモク60はロングライフで使えるデザインで、多くの人から愛されています。
ソファは、木のフレームに革の座面という定番のスタイルが人気。一生使えるアイテムなので、ぜひともチェックしてほしいメーカーのひとつです。
LOWYA(ロウヤ):幅広い商品ラインナップ!
家具やインテリアをオンラインで販売するファストインテリアブランド。ソファだけでなく、ベッドや照明、カーテン、インテリア雑貨など幅広い商品ラインナップで、幅広い人たちから人気を集めています。
ソファもバリエーションは豊かで、1人用からファミリー用までラインナップ。素材もさまざまなタイプがあるので、要チェックです!
選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)