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【この記事のエキスパート】
文房具ユーザー:他故壁氏(たこかべうじ)

文房具ユーザー:他故壁氏(たこかべうじ)

文房具トークユニット「ブング・ジャム」のメンバー。
文房具ユーザーとして数多くの文房具に触れ、その便利さを世に伝えたいと切望する。
筆記具と紙、その周辺の文房具を中心としたパーソナル文具全般に興味がある。
コレクターではないので所有点数は多くないが、文房具は買ったら必ず試す。


ノートのチェックなどに使う蛍光ペンは「にじまない・裏写りしない・長持ち」が大事なポイント。そこでこの記事では、蛍光ペンの選び方とユーザーイチオシの商品、消せるフリクション、ノック式などのおすすめ商品をご紹介します。おしゃれなマイルドカラーや勉強用暗記マーカーも。チャート図に基づいたタイプ別診断も試してみてくださいね。

欠かせない文具のひとつ!
蛍光ペンを効果的に使おう!

蛍光ペンは、大切な要素や文章を後からでもすぐに探せるように目立たせるためのアイテムです。テスト、試験前にテキストや教材を読み返す時に知りたい情報に印をつけておくと復習の効率化が期待できます。

ひとくちに蛍光ペンと言っても、ノック式タイプや質の高い高級蛍光ペンなどさまざまあります。最近では、機能にくわえてデザインを重視したかっこいいおしゃれなものから可愛らしいものまで多数販売されています。

使い勝手のいいタイプをチェック!

蛍光ペンはいろんな種類があるので、使い勝手のいいタイプを選ぶようにしましょう。上の図を参考にしてみてくださいね。

文房具ユーザーが比較!
蛍光ペンの選び方

まずは蛍光ペンの選び方をチェックしていきましょう。文房具ユーザーで文房具選びのプロである他故壁氏さんのアドバイスもご紹介しています。自分の使い方にぴったりの蛍光ペンを選ぶための参考にしてみてくださいね。

ポイントは下記の通り。

【1】ペン先の形状
【2】速乾性
【3】機能
【4】色
【5】デザイン

上記のポイントをおさえることで、より欲しい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。

【1】書き心地を左右するペン先の形状で選ぶ

蛍光ペンのペン先の形状はいくつかのタイプがあります。それぞれの特徴をチェックして、どれが自分に合っているのか考えてみてください。

カラバリが豊富な「ノーマルタイプ」

出典:Amazon

蛍光ペンと言われて思い出すのが、斜めにカットされている角ばった形状のペン先でしょう。機能にこだわった蛍光ペンより、ノーマルタイプの蛍光ペンはたくさんの種類があります。カラーバリエーション豊富でデザインもさまざまなものがあります。

マーキングにたくさんの色を使いたい人や持ちものにこだわりたい人にぴったりです。

はみ出さずに引ける「透明窓タイプ」

出典:Amazon

蛍光ペンのなかには、ペン先に透明の窓がついているタイプの商品があります。線をひきながら文字を確認できるので、狙ったポイントにしっかりマーキングできます。文字の多い参考書や辞書などでも、はみ出すことなくマーキングできるので便利です。

小さく文字が詰まった書籍などにマーキングすることの多い人に使ってほしい蛍光ペンです。

ペン先が潰れるのを防ぐ「樹脂コートタイプ」

出典:Amazon

筆圧が強すぎて、もしくは何度もペンを使っているうちに蛍光ペンのペン先がつぶれてしまったという人もいることでしょう。そんな人にぴったりなのがペン先に樹脂コーティングされたタイプの商品です。きれいなペン先の形状のまま使い続けることができます。

また、定規を使って線を引く場合も、樹脂コートタイプならインクが定規につきません。

自由に線を引ける「筆ペンタイプ」

出典:Amazon

筆ペンタイプの蛍光ペンは、ペンの角度や力の入れ具合によって筆跡が変化するのが特徴です。ノーマルタイプのような角ばった形状は線をひくのには向いていますが、文字や表現豊かな絵を描くのには適しません。線をコントロールしやすいので、画材としても使えます。

デザインやデコレーションなどにぴったりな蛍光ペンです。

【2】インクの速乾性で選ぶ

出典:Amazon

蛍光ペンで線を引いたあとテキストのページをめくったらほかのページにインクがついてしまった、もしくは手にインクがついてしまったという人もいるかもしれません。インクの乾きを待ちながらマーキングするのは苦手だという人は、蛍光ペンの速乾性にも注目してください。

速乾性が商品の説明にある商品であれば、線を引いてすぐインクが乾くのでインクがこすれたりにじんだりしにくくなります。表面がツルツルした紙に線をひく場合も、速乾性のある蛍光ペンを選ぶとよいでしょう。

【3】用途に合った機能で選ぶ

各メーカーから発表される新製品は、ユーザーの不満を解消できるよう日々進化を続けています。蛍光ペンを使っていて、何が不満ですか? まずはそこを振り返ってみましょう。

定規が汚れる、乾きが遅い、引き始めの場所が判りにくい、教科書に引きにくい、はみだした線は消せない、ゲルインクボールペンの線が溶ける、キャップ式が面倒など…。

ここでは、蛍光ペンの注目してほしい機能を紹介します。それぞれの特徴を知り、ライフスタイルに合った蛍光ペンを選びましょう。あなたの悩みを解決できる蛍光ペンで、ストレスのない使い心地を実感してください。

メモ書きもできる「太字と細字の2WAYタイプ」

出典:Amazon

太いペン先と細いペン先が両端についている蛍光ペンがあります。1本で2種類の太さの線がひけるので、ペンを2本用意する必要がありません。太さの異なる蛍光ペンを使いたいが、1本で済ませたいという人にぴったり。

また細い蛍光ペンは字を描きやすいので、ちょっとしたメモ書きなどでも便利に使えます。1本あるだけで可能性を広げてくれるのが2WAYタイプの蛍光ペンです。

書いた線を消せる「フリクションタイプ」

出典:Amazon

温度変化で無色になる特殊なインクを使っているフリクションペン。ペンについたラバー部分でこすることで、何度も消したり書いたりすることを可能にしています。ボールペンのイメージが強いかもしれませんが、蛍光ペンにもフリクションタイプが登場しています。

線を引きすぎてしまった場合や、すでに覚えたキーワード部分のマーキングを消したい場合などアイデアしだいでさまざまな使い方ができます。

キャップをなくさない「ノック式」

出典:Amazon

蛍光ペンのキャップをつい無くしてしまうという方には、ノック式蛍光ペンが便利です。ペンのうしろの部分を押すだけでペン先を出し入れできます。キャップをつけたり外したりの動作が必要なく、片手でペン先を出してすぐに使用できます。

両手を使う必要がないので、テキストを持ったままでのマーキング作業もスムーズです。

コスパの良い「インクの詰め替えができるタイプ」

出典:Amazon

蛍光ペンのインクがなくなっても、補充用のインクを詰め替えて使えるタイプです。インクの詰め替え方法は商品によって異なっており、カートリッジごと入れ替えるものやインクのはいったボトルにペン先をさして補充するものがあります。

インクがなくなったら補充するだけで済むので、本体を買い替える必要がありません。蛍光ペンをたくさん使う人には詰め替えできるタイプは経済的と言えるでしょう。

【4】色で選ぶ

出典:Amazon

蛍光ペンの場合、何色かを使い分けることも多いと思います。色のバリエーションが決まっていることが多い製品ですが、中には色数の多い製品もあります。どうせなら、お決まりの蛍光色だけでなく、自分の気に入った色で線を引いてみませんか?

また、蛍光ペンは基本的に「明るい色でマーク箇所を目立たせる」使い方をすると思いますが、カラーバリエーションの多い製品には「目立ちにくい」色も含まれています。もう憶えた箇所、あるいは憶えるのに不要な箇所をグレーアウトさせる、という使用方法も可能です。

【5】使いやすいデザインで選ぶ

出典:Amazon

蛍光ペンはどこでお使いになりますか。机上でしか使わないのであれば転がりにくいデザイン、ペンケースに入れるなら、横型で大容量のタイプやトレイ式だと、他のペンにまぎれず探しやすいですよね。

また、多くの製品は中綿式でインク残量が判りにくく、気づいたらインク切れになっていることもしばしば。そういう場合、直液式でインク残量が判る透明軸のものは買い替え時期も分かりやすく安心できます。

ご自分が不満に思っていることや気になっていることを思い浮かべ、ぜひ製品を選択してみてください。

特徴をチェックしてみましょう!
蛍光ペンの人気メーカーをチェック

蛍光ペンを販売しているメーカーはいくつかあります。それぞれに特徴があり、機能もさまざまです。おもなメーカーをチェックしておきましょう。

ZEBRA(ゼブラ)|ユニークで魅力的

出典:Amazon

ボールペンや油性マーカーのハイマッキーで知られる文具メーカーです。再生材を利用するなど、環境面にも配慮した商品も扱っています。蛍光ペンは色合いや書き心地にこだわった商品、ラメ入りのデコレーションにぴったりな商品などイマジネーションを広げてくれるようなラインナップとなっています。

個性的な蛍光ペンを探しているなら、一度ゼブラの商品をチェックしてみるとよいでしょう。

PILOT(パイロット)|高い機能性に注目

出典:Amazon

万年筆やボールペンなどの筆記用具のほかに、手帳やバッグなども取り扱う学びや仕事を「書く」という視点から支えるメーカーです。こすると消える「フリクションシリーズ」は、蛍光ペンやボールペンのほかに画材ペンまで取り扱っています。

マーキングした部分をカラーシートでおおうと見えなくなる「メモリーライン」など、ユニークで便利な商品を取りそろえています。

三菱鉛筆|学習に使いやすいスタイル

出典:Amazon

鉛筆やボールペンなどを扱っており、学用品としてもおなじみの文具メーカーです。子どもの使いやすさにこだわった商品も多く、キャラクターやブランド商品も取りそろえています。

蛍光ペンでは、ペン先に窓がついていて文字を見ながらマーキングできる商品や速乾性、環境に配慮した商品など機能にこだわったラインナップとなっています。

無印良品|シンプルでおしゃれ

衣服、生活雑貨、食品など品質が良いだけではなく、シンプルでおしゃれな商品で有名なメーカーです。シンプルで子どもから大人まで幅広い年代で愛用出来る商品ラインナップとなっています。

蛍光ペンは人気のノック式や窓付きなど、機能性も重視した商品を展開しています。

選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)