最大26.5%還元! KDDIが「au PAY」を4月9日よりサービス開始

KDDIは4月4日、QRコードなどを使ったコード決済サービス「au PAY」を9日から開始すると発表した。

サービス開始時は携帯電話のau契約者向けに、今夏にはau契約者以外にも提供を開始するとのこと。ポイントサービスのau WALLETポイントと連携することで、auユーザーがすでに貯めているポイントをそのまま活用し、さらにポイントを貯められる点をアピールした。

「4月9日からau PAYが開始。ゲストには「三太郎」のCMでおなじみ、浦ちゃん役の桐谷健太さんと鬼ちゃん役の菅田将暉さんが登場

KDDIはこれまで、au WALLETプリペイドカード、au WALLETクレジットカードを提供しており、Apple Payに対応して非接触のタッチ決済に対応してきた。ここにさらにコード決済のau PAYを追加することで、さらにユーザーの利用を拡大したい考えだ。

さまざまな決済手段を用意してきたが、新たにコード決済を提供する

au WALLETポイントは、au携帯電話の利用金額に応じて毎月貯まるほか、au WALLETクレジットカードなどでの買い物や、auでんきなどのauサービスの利用で貯めることができる。貯まったポイントは、au WALLETプリペイドカードに1ポイント1円としてチャージし、買い物での支払いにも使うことが可能だ。

現在、au WALLETプリペイドカードへのチャージ残高とポイント残高は、すでに合計1,000億円を突破しているという。auはこの貯まった1,000億円が使用されるよう、決済サービスの多様化を図っている。ポイントから残高をチャージして支払いができるとともに、支払額に応じてポイントを貯めることができるのだ。

au WALLETアプリ。アプリを起動するとすぐにau PAYにアクセスできる

タブレットにはau PAY決済用の店舗アプリ「au PAY for BIZ」がインストールされている。タブレットやスマートフォンで利用客のコードを読み込めば支払いが行える

4月9日にau WALLETアプリがアップデートされ、アプリ内にau PAYの項目が追加される。au WALLETポイントからのチャージに加え、クレジットカード、セブン銀行ATM、じぶん銀行からチャージ可能となる。さらに、毎月の携帯利用料金と合算して支払うauかんたん決済にも対応しており、残高不足時に不足分を自動で、リアルタイムにチャージすることが可能となっている。

複数のチャージ手段を用意。特にauかんたん決済のリアルタイムチャージを特徴としている

利用可能店舗は、au WALLETプリペイドカードなどとあわせて、2019年中に100万カ所を目指す。楽天ペイ、メルペイ、食べログと提携し、共同で加盟店拡大を図るとのこと。

メルペイはLINE Payと加盟店の相互開放などで提携しており、同社はこうした取り組みにも参加したい考え。統一QRコード「JPQR」採用についても今後検討する予定だ。基本的には独立独歩ではなく、業界で連携してのキャッシュレス拡大を図る方針である。

利用可能店舗は順次拡大。年内100万カ所を目指す

サービス開始以降はキャンペーンも実施し、4月15日から30日まで、au WALLETポイントをau WALLET残高にチャージするとチャージ額を10%増量する。本キャンペーンは期間中でもチャージ額が100億円に達した時点で終了となる。4月23日からは、食べログ掲載のキャンペーン対象店でau PAY支払いするとau WALLETポイントが5%増量のキャンペーンを実施する。

さらに、毎月3、13、23日の「三太郎の日」には、au WALLETポイントが最大20％(毎月5000ポイントまで)増量するキャンペーンも行う。今後は「au携帯電話のデータを追加購入する際にポイントでお得に買える」「コマースサイトのWowma!でお得に買い物できる」といったキャンペーンも検討しているという。