ネット専業のじぶん銀行は4月3日、物理カードを発行しないデビットカード「じぶん銀行スマホデビット」の提供を開始した。
同カードを利用すれば、スマートフォン内でバーチャルカードを発行し、インターネットのショッピングや店頭でのタッチ決済に利用できる。じぶん銀行口座を持つ16歳以上であれば、年会費、発行手数料無料で発行可能だ。
じぶん銀行スマホデビットとは?
デビットカードは、銀行口座に直結してクレジットカードのように利用できる決済サービスで、支払いを行うと同時に銀行口座から支払金額が引き落とされる。クレジットカードとは異なり、口座残高以上の支払いはできないため、使い過ぎないと言うメリットがある。
じぶん銀行スマホデビットでは、物理カードを発行しない代わりに、スマートフォンから「最短30秒」でバーチャルカードを発行できる点が特徴。発行したら即時利用可能となる。同カードはJCBと提携しており、オンラインショッピングでJCBカードが使える場所であればJCBカードと同様に支払いができる。
リアル店舗の場合はJCBのQUICPay+に対応。Android OSを搭載したおサイフケータイ対応端末であれば、スマートフォンをタッチするだけで支払いが行える。QUICPay+対応の決済端末は国内で84万台が稼働しており、大手チェーンを中心に多くの店舗でタッチ決済が可能。
オンラインとオフラインの双方でスマートフォン決済が可能なデビットカードは国内初だという。ただし、デビットカードのデメリットとして、一部ガソリンスタンドや月額課金の定期支払いなどに対応しない点は注意が必要だ。
キャッシュバックキャンペーンも実施
利用特典として、毎月3回、それぞの対象期間中に1万円以上の支払いで最大5万円が当たるキャッシュバックを用意するほか、スタートキャンペーンとして、5月6日までにじぶん銀行スマホデビットを利用すると利用金額5,000円以上で1,000円、15,000円以上でさらに1,000円、合計で2,000円がもれなくプレゼントされる。
なお、現時点でiPhoneではオンラインでの利用しかできないが、iPhoneでも近いうちにApple Payで対応し、オフラインでの決済も可能になるという。