東武鉄道と東武トップツアーズは3日、「平成」から「令和」へ改元の瞬間を「DL大樹」の車内で迎える臨時夜行列車「ありがとう平成・こんにちは令和号」を南栗橋駅から鬼怒川温泉駅まで、4月30日から5月1日にかけて運転すると発表した。

  • 「ありがとう平成・こんにちは令和号」イメージ

「ありがとう平成・こんにちは令和号」は、2019年5月1日から新元号「令和」に改元されることを記念するとともに、30年間にわたった「平成」の時代へ感謝の意を込めて実施する臨時夜行列車。ディーゼル機関車が客車3両(スハフ14-1・オハ14-505「ドリームカー」・スハフ14-5)を牽引し、4月30日の23時55分に日光線南栗橋駅を発車。翌5月1日の5時0分に鬼怒川線鬼怒川温泉駅に到着する予定となっている。

同列車は「DL大樹」初となる夜行列車としての運転であり、JRの夜行急行列車の面影を色濃く残す車両「ドリームカー」を連結して運転する。完全予約制で、南栗橋駅から鬼怒川温泉駅までの乗車券と座席指定券、「きぬ川 ホテル三日月」での入浴・朝食、「ドリームカー車内掲出用『禁煙』サインボードレプリカ」(ドリームカーの乗客限定)や、限定ヘッドマークデザインキーホルダーといったツアー限定記念グッズなどがセットになっている。また、「SL大樹」の運転台内部を初めて見学できる「SL大樹運転台見学会」に、ツアー参加者の中から抽選で参加することができる。

  • 「ありがとう平成・こんにちは令和号」限定ヘッドマークイメージ

  • 「ドリームカー車内掲出用『禁煙』サインボードレプリカ」イメージ

料金は「ドリームカー」が大人1万7,800円・小児1万6,800円、一般客車が大人1万3,800円・小児1万2,800円。東武トップツアーズ各支店または東武トップツアーズWEB販売センターにて、4月4日11時から販売開始する。

この臨時夜行列車の運転に合わせ、下今市駅構内転車台広場では5月1日10~15時に「平成」「令和」のヘッドマークを掲げた蒸気機関車・ディーゼル機関車などの車両展示や、初めての一般公開となるSL機関庫内見学会などが楽しめる「SLファンフェスタ」を開催。4月30日・5月1日の10~16時には、通常は乗車券または入場券が必要である下今市駅構内のSL展示館・転車台広場を無料開放し、飲食物の販売や大道芸などのおもてなしを実施する。