ロバート・ウォルターズ・ジャパンは4月2日、英語力と専門スキルを活かして働くホワイトカラー会社員を対象とした「転職の本音」に関する調査結果を発表した。調査期間は2019年3月5~12日、調査対象は外資系企業やグローバル展開の進む国内企業で働く日本人正社員で、有効回答は554人。

  •  次のうち転職したいと感じるのはどんなとき?

    次のうち転職したいと感じるのはどんなとき?

過去5年以内にグローバル企業に転職したハイスキル人材に、前回の転職で得たかったものを尋ねると、「前職よりも高い年収」が最も多く61%。次いで「チャレンジ・成長」が55%、「ワークライフバランス」が36%、「働きがい」が31%となった。

年齢グループ別にみると、50歳以上のシニア世代でも5割以上が「チャレンジ・成長」が得たかったと回答したほか、年齢が下がるごとに「高い年収」、年齢が上がるごとに「働きがい」の割合が増加。また30~40代は年収や成長に加え、ワークライフバランスも重要視していることがわかった。

次に転職したいと感じるときを聞くと、1位「学べることがない」(48%)、2位「留まっていても役職・給与が上がらない」(45%)、3位「人材価値が下がる不安を感じた」(38%)、4位「人間関係でストレスを感じた」(37%)、5位「ワークライフバランスが維持しづらい」(34%)と続き、「残業が多い」(10%)は7位にとどまった。

上司グループと部下グループ別にみると、部下グループでは「学べることがない」(50%)、上司グループでは「留まっていても役職・給与が上がらない」(47%)が1位にランクイン。また部下グループでは「人間関係でストレスを感じた」(42%)、上司グループでは「自身の人材価値が落ちる不安を感じた」(37%)が3位に入った。