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【この記事のエキスパート】
生活コラムニスト:ももせいづみ
暮らし、ライフスタイルを主なテーマとするコラムニスト。
日々の暮らしから生まれるコラム、忙しくてもゆるりと楽しく暮らすためのアイデア、時短レシピ、生き方のアドバイスは男女問わず幅広い世代から支持を集めている。
新商品や話題の家電、生活用品などのヒット予測、使用分析にも強い。「願い事手帖の作り方」「スープジャーレシピ」など著書多数。
洗濯機だけが衣類などを洗う方法だと思っていませんか?洗濯板は、それだけでも衣類を洗うことができたり、洗濯機に入れる前に部分汚れを落としたり、入浴時に下着や靴下を洗うのにも使えます。そんな洗濯板の選び方とおすすめ商品を、生活コラムニストのももせいづみさんに伺いました。
使い方しだいで汚れの落ち方も変わる!
洗濯板の選び方
生活コラムニストのももせいづみさんに、洗濯板を選ぶときのポイントを教えてもらいました。購入を迷っている人は、サイズや材質などの選び方を参考にしてみてください。ポイントは下記。
【1】用途に合わせてサイズを選びましょう
【2】洗い方に合った素材選びも大切
【3】持ち手がついていると洗いやすい
【4】お手入れの方法もチェック!
【5】トラベル用としても活躍!
上記のポイントを押さえることで、より欲しい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】用途に合わせてサイズを選びましょう
【エキスパートのコメント】
洗濯板のサイズは、用途に合わせて選びましょう。
小物洗いや予洗いには「ミニサイズ」
靴下やハンカチのような小物類を洗う場合は、ミニサイズの洗濯板が適しています。コンパクトサイズなら、浴室や洗面台、シンクなどでも手軽に使えるでしょう。
頑固な汚れの予洗い用にコンパクトな洗濯板を用意しておくのも、ひとつの方法です。
【エキスパートのコメント】
下着や靴下などの小物に使うなら、木製やプラスチック製の小〜中サイズが適しています。
本格的な洗濯には「大きめサイズ」
衣類の本格的な洗濯に使うなら、大きめサイズの洗濯板を選びましょう。安定感のある大きめサイズなら、ズボンやシャツの汚れもしっかり落とせます。
カーテンやシーツを洗いたいときには、大きめのたらいがあると便利です。
【エキスパートのコメント】
ユニフォームの泥汚れなどをしっかり落としたいなら、かたい木製やプラスチック製の大きめのものを洗面台やたらいの中で使うのがおすすめ。
【2】洗い方に合った素材選びも大切
洗濯板の素材は、洗い方に合わせて選ぶことが大切です。
【エキスパートのコメント】
洗濯板はオーソドックスな木製のほか、手入れがかんたんなプラスチック製、最近ではシリコン製やポリエステル製のものもあります。洗面台や洗面器の側面にぴったりフィットして曲がるプラスチックやウレタン、シリコン製のものも便利です。
木製の洗濯板はゴシゴシ洗える
ヒノキやブナなどが素材に使われている木製の洗濯板はかたいので、力を入れて洗濯物をごしごしと洗いたいときに適しています。シャツや靴下のように、頑固な汚れが目立つ衣類の洗濯にも木製を使うといいでしょう。
ただし、木製の洗濯板はカビが発生しやすいので、使ったあとは洗濯板をよく洗って乾燥させるなどのお手入れが必要です。
やさしく洗うならプラスチック製を
洗濯板との摩擦で傷んでしまう可能性があるストールやシャツを洗ときには、プラスチック製の洗濯板を使いましょう。木製の洗濯板よりも硬くないので、やさしく洗いながら汚れを落とすことができます。
ふだん着の軽い汚れやシミを落としたいときにも活躍してくれるでしょう。木製のものよりもカビが発生しにくいので、お手入れもかんたんです。
シリコン製は繊維の押しつけ洗いに
大切な衣類をキズつけずに洗いたい場合は、シリコン製の洗濯板を使いましょう。シリコンはやわらかい素材なので、洗濯中の衣類をキズつけずに洗いたいときにはピッタリです。水切れと乾燥も早いので、お手入れもしやすいでしょう。
ただし、シリコン製のものは衣類に押しつけるようにして汚れを落とすタイプが多いので、用途に合わせて選んでみてください。
【3】持ち手がついていると洗いやすい
洗濯板には、持ち手がついているタイプがあります。持ち手があると洗濯物を押さえつけて力を込めやすくなるので、洗いやすさを重視したいという方は持ち手の有無もチェックしてみてください。
しつこい汚れを落としたいときにも、力を入れやすい持ち手がついているタイプが便利です。持ち手の形状によっては、フックなどに掛けて収納することもできます。
【4】お手入れの方法もチェック!
【エキスパートのコメント】
木製の洗濯板は、汚れをしっかりと落とせてお手入れもかんたんなのが長所です。しかし、浴室の中に置いたままにしておくなど乾燥が不十分だと、カビたり亀裂が入ってしまったりすることもあります。
お手入れがかんたんで耐久性がよいのはプラスチック製で、汚れを落としやすく衛生的です。ウレタンやシリコン製はプラスチック製より耐久性に欠けますが、やわらかいので衣類が傷みにくいだけでなく、手にも優しいのが特徴。
【5】トラベル用としても活躍!
手のひらサイズのコンパクトなものは、旅行の荷物に入れてもかさばらず、どこでも便利に使えます。
【エキスパートのコメント】
小さい洗濯板はトラベル用としても活躍してくれます。旅先で下着や靴下を洗うことができれば、荷物を減らせますし衛生的です。手だけで洗うよりもかんたんに、しっかりと汚れを落としてくれます。
トラベル用なら軽くてやわらかいプラスチック製がおすすめ。洗面台側面のカーブにフィットさせて使ったり、手のひらの上で使ったりできて便利です。室内干しができる小さなピンチと一緒にセットしておくと、旅行の時に重宝しますね。
エキスパートからのアドバイス
しみ抜きや石けんを上手に併用しましょう
【エキスパートのコメント】
洗濯板の溝の上で布をこすり合わせる作業は、意外と力も必要です。頑固な汚れやシミを落とすときには、部分洗い用の洗剤やしみ抜きを併用して、効率的に汚れを落としましょう。
洗剤を汚れの部分に塗り、しばらく時間を置いてから洗濯板の上でこすります。手が荒れやすい人は、ゴム手袋で手を保護するとよいでしょう。手のひらにすっぽりと収まるシリコン製のミニサイズの洗濯板は、ブラシのような感覚で使えます。手を傷めにくく、手荒れしやすい人にもおすすめです。