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【この記事のエキスパート】
フランスチーズ鑑評騎士:山田 好美

フランスチーズ鑑評騎士:山田 好美

ワインスクール「レコール・デュ・ヴァン」チーズ&ワイン講師。

英仏語講師歴20年以上。語学留学以来フランスのチーズとワインの魅力の虜となり以降ワインとチーズの資格を取得し ワイン&チーズ講師としても活動を続けています。近年は国内の生産者の動向にも注目し応援しています。


この記事では、白ワインの選び方とおすすめの商品をユーザー、エキスパート、編集部の視点からそれぞれ厳選してご紹介します。白ワインに合う料理やおつまみなども解説。辛口と甘口があるので、好みや食事とのペアリングで楽しめるといいでしょう。おいしい人気の商品や、プレゼントにぴったりの高級ワインも厳選!

白ワインの選び方

ひとくちに「白ワイン」といっても、値段や産地もさまざまです。種類も豊富でリーズナブルに購入できるものから、手の届かない値段の高級なものまであり、選ぶ楽しさもあります。ここでは、おいしい白ワインの選び方をおさえておきましょう。ポイントは下記。

【1】初心者は、辛口か甘口かで選ぶ
【2】ぶどうの品種から選ぶ
【3】慣れてきたら、産地ごとの味の違いを楽しもう

上記のポイントを押さえることで、より欲しい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。

【1】初心者は、辛口か甘口かで選ぶ

白ワインのことを深く知らない方は、辛口・甘口の違いをチェックしましょう。好みの味を見つけることで、ブドウの種類や産地なども覚えやすいでしょう。

キリっとした飲み口の「辛口」

フランスのブルゴーニュ最北部の地名がついた「シャブリ」はシャルドネワインのなかでも飲み口がキリっとしているのが特徴です。辛口に仕上げられていますが、上品な香りもあり、うまみが詰まっています。

果実味を味わえる「甘口」

出典:Amazon

デザートワインと呼ばれる白ワインのなかにも、甘口タイプと極甘口タイプのものがあります。セミヨンやリースリングであれば味わい深く、ふくよかで果実の風味を感じられます。

また、日本ワインと呼ばれる日本が生産地のものも、甘口の白ワインが多いです。山梨ワインや長野ワインなどをチェックしてみましょう。

【2】ぶどうの品種から選ぶ

白ワインには、さまざまな品種のブドウが使われています。それぞれの特徴をご紹介します。

香り高くふくよかな味わいの「シャルドネ」

出典:Amazon

世界で最も多く栽培されている白ワイン用のブドウ品種であると同時に、高級白ワインを生み出す品種でもあります。香り高く、辛口で厚みのあるふくよかな味わいのワインを生み出す品種です。樽(たる)作りをされているものも多いので、樽香(たるこう)であるバニラやナッツのニュアンスが生まれます。

フレッシュな酸味を感じる「ソーヴィニョン・ブラン」

出典:Amazon

「ソーヴィニョン・ブラン」は、さわやかなハーブの香りと酸味の豊かな味わい。フランスやニュージーランド、イタリアなどが原産地です。ソーヴィニョン・ブランを使ったワインは、骨格のある酸味とイキイキとしたフレッシュなニュアンスが特徴。さっぱりとした白ワインを好む人にぴったりです。

しっかりとした酸味が特徴の「リースリング」

出典:Amazon

ドイツのラインガウ地方が原産のリースリングは、小ぶりの白ブドウです。ドイツで栽培されるようになったのは15世紀のこととされ、18世紀になるとリースリングを使った貴腐ワインの醸造がはじまりました。リースリングを使ってつくられたワインは、しっかりとした酸味と豊かな香りが特徴です。さっぱりとした辛口のワインから、スイーツなどとも相性がよい極甘口のワインまで幅広い味わいのワインがリースリングからつくられます。

厚みのある味わいの「ピノ・グリ」

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ピノ・グリ(イタリア語では「ピノ・グリージョ」)を使ったワインは、果実味が豊かでボリュームのある味になります。香りは控えめであるものの、味わいに厚みが感じられて、コク深い料理との相性がばっちりです。卵、チーズを使用した料理のほか、魚、鶏、豚などともよく合うので、肉料理と一緒に味わいたいときに適しているでしょう。

フルーティーさのある「甲州」

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甲州は日本固有品種の白ブドウです。軽やかですっきりとした味わいが楽しめます。白ワイン用の「甲州」の特徴は、柑橘類のような香りと、ほのかな酸味と苦み。どことなく日本酒特有の香り「吟醸香」も感じられ、寿司や焼き魚などの魚介類を使った和食との相性が抜群です。

【3】慣れてきたら、産地ごとの味の違いを楽しもう

白ワインの産地によっても味わいが異なります。産地ごとの特徴を見ていきましょう。

フルーティーでふくよかな味わいの「ボルドー産」

出典:Amazon

ボルドー地方は、フランスのなかでもとくにすぐれたワイン生産地として知られています。おもに赤ワインが生産されていますが、おいしい白ワインも作られているのでチェックしてみてください。

5大シャトーに数えられている生産者が生み出す白ワインは、フルーティさとふくよかな味わいが魅力です。上質なボルドー産は、ワイン好きには見逃せないでしょう。

単一品種のみつくられている「ブルゴーニュ産」

ブルゴーニュ地方は、ボルドーにならぶワインの生産地です。修道院でワインが製造されていた長い歴史を持っており、現在はクリュ(畑)ごとにワインが格付けされています。

また、単一品種のワインのみがつくられているのも大きな特徴です。シャルドネから醸造した白ワインは、美しいゴールドの色合いと、力強さのある味わいが楽しめます。

カジュアルな白ワインなら「トスカーナ産」

イタリアのワイン産地、トスカーナ。温暖な気候を生かしながら、2000年も前からブドウの栽培がおこなわれています。赤ワインの生産量が80%ほどを占めているものの、高い品質を誇る白ワインもあるので、味わっておきたいところ。

また、上質なテーブルワインも生産されており、カジュアルに飲める白ワインがたくさんそろっているのも、うれしいポイントです。

白ワインの一大生産地の「アルザス産」

出典:楽天市場

アルザス地方は、白ワインの生産量が9割以上を占めている、一大産地です。雨が少なく、日差しが強い環境で、繊細で気高く、華やかな香りの白ワインに仕上がります。白ワインにはさまざまな品種が使われているので、品種による味の違いを楽しむのもいいでしょう。

また、アルザス産ワインは、「フルートボトル」と呼ばれる細長い瓶に詰められるのも特徴です。深緑のスタイリッシュなボトルで、店頭でも見つけやすいでしょう。

甘口から辛口までバリエーション豊かな「イタリア産」

出典:楽天市場

イタリアでは、全土において広くワイン生産がおこなわれており、世界を代表するワイン産地として知られています。数百種類にもおよぶ固定品種が栽培されているのが特徴です。ガルガーネガ種を使用した軽快な口あたりの白ワインをはじめとして、バリエーション豊富なラインナップから選べます。

海に近いワイン産地もたくさんあるため、シーフードとの相性がばっちりです。新鮮な海鮮を活かした和食メニューにも合わせやすいでしょう。

ミネラルを感じる「スペイン産」

スペインワインというと、濃厚な赤ワインをイメージする人も多いことでしょう。しかし、実際は白ワインの生産量も約50%を占めています。とくにアイレン種の栽培面積が世界的に見ても広大で、たくさん醸造されています。

また、海沿いにあるリアス・バイシャスという産地では、「海のワイン」と呼ばれているアルバリーニョ種のワインが作られており、ミネラルを感じる味わいで魚介類を使った和食メニューにも合わせやすいです。

甘口白ワインなら「ドイツ産」

ドイツは、高級の甘口白ワインが人気の地域で、原料ブドウの果汁の糖度から、ワインが格づけされています。

リースリング種のブドウは、国境が接しているアルザス地方では辛口ワインになりますが、ドイツでは辛口だけでなく、甘口ワインも幅広く醸造されているのが特徴です。甘めのワインをお好みの場合は、ドイツワインをチェックしてみるといいでしょう。

新世界ワインの「チリ産、カリフォルニア産、南アフリカ産」

出典:Amazon

チリ、カリフォルニア、南アフリカ、オーストラリアなどは、16世紀からワイン造りが盛んになった新興国で、「新世界のワイン」と呼ばれています。

果実味がしっかりと感じられる味わいが魅力です。歴史あるフランスやイタリアなどの「旧世界のワイン」よりも、人件費や関税などのコストが抑えられることから、販売価格がリーズナブルなのもうれしいポイント。力強いワインが多いので、味の濃い料理とも合わせやすいでしょう。

選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)