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【この記事のエキスパート】
料理研究家&食専門ライター:松本葉子
紙媒体およびwebで食関連記事を執筆するほか、食物学専攻の学生時代から継続している料理研究および多くの料理人や飲食店、生産現場を取材してきた経験を生かして食品メーカーや飲食店などにレシピ提供・メニューアドバイスを行っている。
料理のアクセントになったり、旨味を引き出したりしてくれる胡椒。ブラックペッパーやホワイトペッパー、グリーンやピンクなど豊富な種類から、選び方とおすすめ商品を紹介します。ユーザーのイチオシ商品や口コミも。通販の人気ランキングもチェックできます。
胡椒の魅力とは? 効果や効能は?
ピリッとした辛味が料理の味にアクセントを与えてくれる胡椒。実は、胡椒の辛味成分であるピペリンには、防臭効果や殺菌効果などが確認されており、昔から体を気づかう人に活用されてきました。
また、ピペリンの効果を活用することで、お肉などの長期保存をするために胡椒が使われていたことも。美味しいだけでなく、さまざまな働きで人の生活をサポートしてくれることが胡椒の魅力です。
胡椒の選び方
胡椒にもいろいろな種類や挽き方があり、向いている料理も異なります。ここからは、胡椒の選び方を紹介していきます!
胡椒の種類で選ぶ
胡椒には、ブラックやホワイト、グリーンやピンクなどさまざまな種類があります。種類によって色や風味などの違いがあるので、それぞれの特徴を紹介していきます。
ブラックペッパー|肉料理との相性抜群
熟す前の胡椒の実を摘み取って、天日で乾燥させたものが「ブラックペッパー」です。野性的でありながらもさわやかな香りと、ピリッとした辛みが特徴。強い辛さと香りがほしいときにおすすめです。
ステーキなどの肉料理やポテトサラダなどのアクセント、においの強い食材や乳製品などによく合います。和風だしや醤油との相性も悪くありません。見た目はシワのある黒色の果皮に覆われていて、その直径は5~6mmほどの球形のものが多いです。
ホワイトペッパー|白身魚やクリームシチューなどに
摘み取った胡椒の熟した実を水に浸して外皮(がいひ)をやわらかくしてから、外皮を除去して核の部分を乾燥させたものが「ホワイトペッパー」です。
ピリッと強い辛みがありますが、マイルドな香りを楽しむこともできます。料理の風味を損なうことなく辛みづけができるため、白身魚のムニエルやクリームシチューなどに向いています。色付けたくない料理にもおすすめです。
グリーンペッパー|サラダやマリネのアクセントに
ブラックペッパー同様、熟していない胡椒の実が使われていますが、グリーンペッパーはその実を加工します。加工によって見た目は変わりますが、色は緑色で、5~6mmほどの球形状のものが多いです。
グリーンペッパーを使うとさわやかでフレッシュ感のある香りが楽しめます。とくにサラダやマリネ、カルパッチョなどのアクセントとして使うのがおすすめ。ホールのまま使われることが多く、エスニック料理に活用されることが多いのも特徴です。
ピンクペッパー|スイーツとの相性も抜群
「ピンクペッパー」にはいくつかの種類がありますが、一般的なものはウルシ科の「コショウボク」という果実を乾燥させたものです。
きれいなピンク色の見た目が特徴で、ペッパーと呼ばれていますが辛みはなく、スッキリとした香りが感じられます。カルパッチョや魚のソテー、デザートなど、幅広い料理に使われます。
胡椒の挽き方で選ぶ
胡椒の挽き方には主に3種類あります。胡椒の種類同様、それぞれ特徴や合う料理が異なるので、選ぶ際にチェックしましょう。
ホール(粒)
ホール(粒)は、胡椒の実を挽くまえの状態の胡椒です。実のままなので香りの持ちがよいという特徴があり、食べ物などにかける場合はミルなどで挽く必要があります。
料理に胡椒の香りを際立たせる、ホールタイプを用いて挽きたてを使うとよいでしょう。また、ホールのまま煮込み料理や漬け込み調理に使うことで、旨味や風味をじっくり引き出せるので、胡椒のおいしさをしっかり楽しめます。
粗挽き
粗挽きタイプは、胡椒の実をミルで粗く挽いたものです。こまかく挽かないことで、香りや風味、食感などが楽しみやすく、料理になじみながらも胡椒の存在をしっかり感じられます。
辛味を感じやすいのも粗挽きタイプの魅力で、胡椒らしいピリッとした辛味が味を引き締めます。幅広い料理に使えるので汎用性も高く、迷ったら粗挽きタイプを選ぶのがおすすめです。
パウダー
胡椒の実を挽いて粉末状にしたパウダータイプは、辛味が控えめでマイルドなおいしさを楽しめます。料理の下味などに使えるほか、スープなどにもなじみやすいので、できあがってからアクセントとしてかけるのにも適したタイプです。
粗挽きタイプよりも胡椒の香りや風味が強くないため、どんな料理にも使いやすいのがポイント。胡椒があまり得意ではない人も食べやすいタイプです。
胡椒好きなら産地にこだわるのもおすすめ
【エキスパートのコメント】
日本の気候では胡椒を栽培することが困難なため、現在のところ国産の胡椒で一般に手に入るものはありません。
しかし、原産地といわれるインドをはじめ、インドネシア、マレーシアなどの東南アジア、マダガスカルなどのアフリカ、ブラジルなどの南米産といった、さまざまな産地の胡椒を手に入れることができます。
産地によって風味も異なるので、胡椒が好きならいろいろな産地のものを試してみて、自分の好みに合う胡椒をみつけるのもおすすめです。
パッケージの違いで選ぶ
胡椒のパッケージには、パックタイプと容器に入れられたタイプ、この2つのタイプがあります。自分の使い方に合うタイプのパッケージを選びましょう。
ミル付きの容器だと便利!
粗挽きの胡椒が好みの人にぴったりなのが、ミル付きの容器に入れられたタイプです。このタイプは使うときにホールタイプの胡椒を挽くため、新鮮な胡椒の風味や香りを楽しむことができます。
また、容器によっては詰め替えに対応しているものもあり、別途ミルを買うよりもコスパがいいことも。手軽に本格的な味を楽しめるので、挽き立ての胡椒のおいしさを味わってみてください。
袋入りは保存方法に注意!
パックタイプは、湿気などから胡椒を守ってくれるため、風味や香りをキープさせるのに適しています。ホールの胡椒としてそのまま使われることが多く、またはミル付き瓶への詰め替え用などとしても使われています。
ただ、パック内に湿気が入り込んでしまうと、その湿気が外へ抜けにくいというデメリットも。乾燥剤を使ったり空気をきちんと抜いたりするなど、保存方法に気をつけて使いましょう。
ほかの調味料とブレンドしたタイプも人気
市販されている胡椒のなかには、ほかの調味料とブレンドされたものもあります。そこで、おもなブレンドタイプの特徴を取り上げるので、使ってみたい胡椒がないかチェックしてみてください。
塩胡椒
塩胡椒は、文字どおり料理で使う塩と胡椒を合わせた調味料。種類によってはほかの調味料がブレンドされていることもあり、この胡椒だけで味付けできるのが特徴です。
複数種類の調味料の分量を考えなくてもよいので、料理があまり得意ではない人でもおいしく調理できます。また、一振りで味付けできるので時短にも繋がり、どんなときにも便利な胡椒です。
にんにく胡椒
にんにくの粉末と胡椒をブレンドしたにんにく胡椒は、辛味と旨味のパンチのある味付けができる胡椒。ラーメンやステーキ、焼肉など、濃いめの味付けの料理と相性がよく、シンプルな料理ほど使いやすいです。
にんにくは料理にコクを与えてくれますが、同時ににんにくの下処理には手間がかかります。にんにく胡椒には面倒な手間が必要ないので、にんにくの風味を加えたいときにも活躍します。
酢胡椒
お酢と胡椒をブレンドして作られた酢胡椒は、さっぱりとした味が魅力の胡椒。お酢によって胡椒の辛味がマイルドになっているため、香りや風味を楽しみやすくなっています。
お酢によって脂っこい食べ物でもあっさり食べられるので、餃子などとの相性がよいのがポイント。調理に使うよりも、つけダレとして使えるタイプです。
柚子胡椒
うどんなど和食で使うことが多い柚子胡椒。実は、胡椒と名前がついていますが原料には胡椒ではなく唐辛子が使われており、胡椒の香りや辛味は味わえないことに注意しましょう。
柚子胡椒のおいしさは、柚子の豊かな香りと唐辛子の辛味が、味に深みを与えてくれること。シンプルな調理に使うと柚子の風味を楽しめるので、薬味として使うのもおすすめです。
選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)