西武鉄道は1日、昨年5月から進めてきた西武新宿駅のリニューアル工事が3月をもって完了したと発表した。東京2020オリンピック・パラリンピック開催期間中の利用者増加に備え、改札外コンコースや駅舎ファサードの視認性・利便性・快適性の向上を図った。
リニューアルのコンセプトは「Neutral space(ニュートラルスペース)」と「Point color(ポイントカラー)」。駅本来の役割として重要な「わかりやすさ」を際立たせるためにシンプルな空間をつくり、きっぷうりばや窓口などの駅として重要な機能には色を使うことで視認性を高めた。
駅舎のリニューアルに合わせ、池袋駅に次いで2カ所目となる訪日外国人向け観光案内所「SEIBU Tourist Information Center Shinjuku」を改札外コンコースに新設。年中無休で、毎日8~14時に日本語・英語の2カ国語で観光客の問い合わせなどに対応する。
駅ナカコンビニ「トモニー」もリニューアル。駅全体のイメージと調和するように店舗外観を白タイル調でラッピングし、店内も明るい色調のモダンアートテイストで雰囲気を演出した。店内レイアウトの変更により、銀行ATM(イーネット)も新設している。