小田急電鉄は向ヶ丘遊園駅の南口駅舎と駅構内の跨線橋を4月1日にリニューアルオープンした。北口駅舎についても、原型を保存しながら外装を一新するリニューアルを2019年度中に実施する予定としている。
向ヶ丘遊園駅は開業当時から残る唯一のマンサード屋根を有する駅舎、南北の駅舎をつなぐ跨線橋をはじめ、ホームの柱や梁の一部に廃材となったレールを使用するなど、小田急線の歴史を今に伝える貴重な駅のひとつ。今回のリニューアルでは、歴史・自然との調和を意識した「ナチュラル・レトロモダン」をコンセプトに南口駅舎の改築を実施した。
駅舎はマンサード屋根の特徴を取り入れた外観とするとともに、駅や跨線橋内の照明や壁面の色彩をレトロ感のある茶系統に改め、利用者に親しまれる駅をめざすという。