チームスピリットは3月29日、ビジネスパーソンを対象とした「タイムマネジメントに関する意識調査」の結果を発表した。調査期間は2018年12月19~22日、有効回答は20~50代の日本のビジネスパーソン1,032人(管理職516人、一般社員516人)。
普段の仕事で「無駄だと感じる作業がある」と回答した人は8割近い78.0%。「業務報告書/日報週報作成」「稟議・申請」「勤務登録」「経費精算」「工数計算」の作業を労務管理と定義すると、いずれかを無駄だと考えている人は66.0%を占めた。
「無駄だと感じる作業」の総計をみると、週に16時間、月に換算すると66時間に上り、働いている時間(7時間/日)で考えた場合、月の約半分が「無駄だと感じる作業」に充てられていることが判明。このうち労務管理作業に費やす時間を合計すると、一日あたり約2時間(121分)、週に10時間、月に換算すると40時間に達し、全体の60.9%を占めた。
自分の仕事に「創造的に」取り組みたいと答えた人は90.7%。一方、実行できている人は52.2%にとどまった。「創造的に」仕事に取り組めない理由を聞くと、「時間がないから」が53.9%と最も多く、特に30代で顕著だった。
タイムマネジメントを適切に行った場合、仕事に良い効果をもたらすと思うか尋ねると、計86.1%が「良い効果があると思う(「少し」含む)」と回答。タイムマネジメントの効果として考えうる行動や意識のポジティブな変化として、最も多かったのは「時間を大切にするようになる」の90.0%だった。