東京2020組織委員会は3月29日、東京2020オリンピック・パラリンピックに向けたポスター募集企画の表彰式をパナソニックセンター東京(東京都江東区)にて開催した。
テーマは「東京2020大会マスコットと○○」
同企画では、東京2020大会への関心や参加意識を高めてもらうことを目的に、2015年度より全国の小・中学校、特殊支援学校などからポスターを募集しており、2018年度では3万1,719点もの作品が各地から集まった。2018年度のテーマは「東京2020大会マスコットと〇〇」。〇〇には各自が身近なモノやコトなどを当てはめ、子どもたちならではの自由な発想でさまざまなポスターが描かれた。
東京2020組織委員会の森喜朗会長は寄せられた作品について「子どもたちがミライトワとソメイティを大好きなことが伝わってきた。東京2020では子どもたちが参加できるようなプログラムも考えているので、子どもに喜んでもらえる大会にしたい。そして、オリンピック・パラリンピックを観て、応援してほしいと思います」と感想を述べた。
応募された作品からは、金賞4点、銀賞4点、銅賞5点が選ばれ、選ばれた子どもたちには森会長より賞状が、廣瀬佳司氏(ラグビーワールドカップ1995、1999、2003大会日本代表)と田口亜希氏(アテネ、北京、ロンドンパラリンピック射撃)より記念品が手渡された。また、東京2020マスコットデザイナー谷口亮氏による特別賞・谷口賞には、東京都大田区立北糀谷小学校5年の水野莉来さんの作品が選ばれ、谷口氏より賞状が手渡された。
東京2020マスコットデザイナーの谷口氏は「どの作品もミライトワとソメイティが生き生きしている。(水野さんの作品には)躍動感があって、ミライトワとソメイティが動いたときに周りに出る四角などの効果もしっかり描かれていて、すごくよく見てくれているんだなと感じた」と、子どもたちの感性に感心し「絵もスポーツと同じで、頑張れば頑張っただけ結果につながる。これからも描き続けてほしい」と子どもたちにメッセージを送った。
会場にはミライトワとソメイティも駆けつけ、元気いっぱいに描いてくれた喜びを子どもたちに伝えていた。応募作品はパートナー関連施設のほか、東京2020大会関連のイベント会場、東京都や自治体などで展示される予定。東京パナソニックセンターでは、金賞、銀賞、銅賞、谷口賞を含む32点がマルチビジョンにて4月26日まで投影される。各賞の受賞者は下記の通り。
■金賞
埼玉県 戸田市立戸田南小学校5年 有村美空
愛知県 名古屋市立高杉中学校2年 田平理湖
熊本県 熊本県立苓北支援学校小学部5年 大草 雄
山形県 山形県立新庄養護学校中学部2年 岡田京介/小林吉輝/東海林和人/高橋 陸
■銀賞
徳島県 鳴門市立鳴門西小学校5年 谷口紗蘭
京都府 木津川市立木津第二中学校2年 桶本紗菜
静岡県 静岡県立吉田特別支援学校小学部5年 長野力丸
千葉県 千葉大学教育学部付属特別支援学校中学部2年 佐藤碩起
■銅賞
埼玉県 北本市立南小学校5年 高橋海音
大阪府 池田市立秦野小学校5年 亀山結葵
山形県 山形市立第二中学校2年 遠藤聖菜
千葉県 千葉県立槇の実特別支援学校小学部5年 齋藤湘太
千葉県 千葉県立我孫子特別支援学校中学部2年 中村皓太
■谷口賞
東京都 大田区立北糀谷小学校5年 水野莉来