フリーアナウンサーの宇賀なつみが出演するテレビ朝日の新バラエティ番組『川柳居酒屋なつみ』(4月2日スタート、毎週火曜 25:59~)の初回収録が、このほど行われた。
3月末でテレ朝を退社した宇賀にとって、フリー転身後初のレギュラー番組。同番組で小料理屋の女将にふんする宇賀は「実は(居酒屋の女将)に本当に興味があって、将来的にお店を、というのもやってみたいことの1つだったんです。なので、まさかこういう形でやらせていただけると思ってもいなかったので夢のようです」と語る。女将の店には、日ごろのうっぷんを抱えた有名人たちがやってきて、酒を飲みながら「溜まった思い」や「グチ」を“川柳”にして吐き出していく。
小料理屋には、川柳で思いを吐露するゲスト以外に“常連客(ファミリー)”も。女将とゲストの会話に割って入り、深夜のお酒トークを盛り上げる。その“常連客”として、俳優のムロツヨシも出演する。
ムロツヨシを常連客とし、初めての“お客様”にリリー・フランキーを迎えた初収録。ムロから「フリーになっての今後は?」と聞かれると、宇賀は「夜の顔に、もともとお酒が好きだったので夜の女に戻りたいな」と答えた。また、リリーは「こういうお店を探していたんです。フリーになるより小料理屋が似合いますよ」と絶賛していた。
リリーは「なつみ女将は素敵な方ですね。ムロとも飲み仲間だということでしたが、飲んでいて楽しい、明るく素敵な女性です。なかなか一緒に飲んでいて楽しい女性っていないんですよ。テレビでも拝見していましたが、僕の場合、飲んで朝帰ってテレビをつけて見ていたので、僕の中では深夜番組の人でしたが」と笑顔を見せた。
ムロは「1回目で僕のせいでもあると思うのですが、最初は少し緊張感が漂っていましたね」と収録を振り返り、「でも、オープンの初日ですから、それもいいかなと。宇賀さんもこれからフリーでやっていく中で、これが一発目の番組という責任感もあるでしょうし、僕も責任を感じています」と語った。
宇賀は「お仕事とは思えないほど楽しかったです。自分の素に近い感じでできたと思います。普段から家にお客様を呼んで一緒にご飯を食べたり、お酒を飲んだりすることが好きなので、その時と同じ気持ちでできました」と収録を振り返った。
さらに「局アナでいる時は、ちゃんとアナウンサーでいなきゃ、という気持ちがあったんですが、これからは本当に1人の社会人、肩書き、所属ではないので、こういうお仕事をやる時はそれを楽しもうと。それが番組のためになるのかな、と思っています」と話し、「私も回を重ねるうちに頼り甲斐のある女将になりたい、と思っています」と意気込んだ。