新しいiPad mini(第5世代)が3月18日に発表され、購入者にはこの週末から続々と製品が届き始めました。筆者も発表後すぐに公式サイトでポチッた(購入した)一人。30日に新しいiPad miniが手元に届いたので、“開封の儀”とファーストインプレッションを写真でお届けします。iPad mini 4から約3年半、長かった……!
ペン対応はやっぱり便利! 性能も格段にアップ
5年半前に発売したRetina対応iPad mini(第2世代)が出てからこよなくminiを愛用してきた筆者が、iPad Proが出てきたときから羨ましく思っていたApple Pencil。今回のiPad mini(第5世代)が、miniシリーズで初めて初代Apple Pencilに対応したことで、ようやくiPad miniでもApple Pencilを使うことができました。
ざっくり触った感じでは、ペンが使える便利さと、A12 Bionicチップによるパフォーマンスの高さが印象的でした。ペンの書き心地は想像以上に快適で、メモをとるだけでなく、これまで指でしていた操作(ホーム画面の遷移やスクロール、文字入力など)もペン操作のほうが誤タップが少なく楽なのではと感じたほどです。
また、動画再生やWebサイトの閲覧、負荷の高いアプリの立ち上げ/終了速度が明らかに速くなっており、動作もスムーズでした。指紋センサーの認証精度も申し分なく、現時点でかなり満足度が高いです。
詳細な製品レビューは発表時の「iPad miniレビュー - 小さなボディはそのままに、Apple Pencil対応など大きくパワーアップ!」に詳しいので、そちらもぜひご参考に。
さて今回は初代Apple Pencilと、ほぼ同等の機能を持ったデジタルペン「クレヨン」のどちらを購入するか迷った末に「クレヨン」を買いました。個人的には、メモ書き目的の自分にはこの選択が正解だったと思っています。その理由は、初代Apple Pencilが1万円超、「クレヨン」が約8,000円という価格差と、充電方法です。
Apple Pencilは丸型で細く、表面はつるつるしています。初代Apple PencilはPencil側にコネクタがあり、iPad miniのLightningポートに挿して充電する形。これが所有するモバイルデバイスを意図せず壊してしまうことが多い筆者には「自分は不意に折ってしまうのではなかろうか……」というプレッシャーがありました(手汗で握る手が滑りました)。
「クレヨン」はきしめんのような直方体デザインかつ、表面はざらついた加工で滑りにくくなっており、Lightningケーブルを「クレヨン」に挿してそのまま充電できます。と紹介すると「クレヨン」のほうが便利そうに見えますが、「クレヨン」は筆圧検知に対応しておらず(ペンの傾きによる線の強弱は付けられます)、メモ書きには便利ですが、イラストを描く用途であれば、筆圧を反映できるApple Pencilのほうが向いているでしょう。Apple Pencilがいい! という方には、Lightningコネクタを挿せる充電アダプタが(安いものなら)1,000円程度で売られているのでおすすめです。