歌手で俳優の福山雅治が31日、東京・赤城神社で行われたTBS系日曜劇場『集団左遷!!』(4月21日スタート、毎週日曜21:00~)の制作発表会見に、共演の香川照之、三上博史らと登壇した。
江波戸哲夫氏の『新装版 銀行支店長』『集団左遷』を原作とするこのドラマは、50歳を目前にして廃店が決まっている銀行支店の支店長となった片岡洋(福山)と、左遷された銀行員たちが協力して大逆転に挑む“下克上エンターテインメント”。日曜劇場初主演の福山が、「頑張る」が口癖で負けず嫌いの銀行員・片岡を演じる。
福山は、平成最後の日曜劇場となる本作について「意気込んで撮影に入りましたが、僕の意気込みよりもさらに熱い意気込みを感じる現場になっています」と現場の熱気を報告。この日の会見前の雰囲気も「オンエア始まってないのに、もはや打ち上げのような状態で談笑が始まる」と明かし、「この空気感はもしかしたら初めてかもしれない。これほどまでにオンエアの前に盛り上がっているチーム感は。なのですごくオンエアを楽しみにしています」と手応えを口にした。
また、平成最後にやっておきたいことを聞かれると、「平成最後はこのドラマと駆け抜けることが決まっている」と言い、本作のテーマである“平成最後の下剋上”について「当然のことながら“新元号最初の下剋上”になる。あっという間に『平成だったね』となっていく変化に負けないように、新元号のフレッシュさに負けないくらいのエネルギーの作品にすべく、平成最後から新元号最初に、頑張りたいと思います!」と力強く意気込みを語った。
NHK大河ドラマ『龍馬伝』以来9年ぶりの福山との共演となる香川も、チームワークに自信。「福山さんとは人生一生分付き合ったような濃い付き合いをさせていただいて。そのおかげでいいチームワークでスタートすることができて、蒲田支店はもう打ち上げてもいいんじゃないか」と言い、「いじり倒すことが全員に対してできるというなかなかできない現場を作っています」と話した。
片岡にとって最大の宿敵である常務・横山輝生を演じる三上は、蒲田支店を廃店にすることを決めた冷徹なキャラクターと紹介されると笑いだし、「日々戦っています」とコメント。現場では和気あいあいとした雰囲気なのか聞かれると「口も利かないですよ」と即答するも、初共演の福山らとのやりとりから関係性がにじみ出ていた。
会見にはそのほか、神木隆之介、中村アン、井之脇海、高橋和也、迫田孝也、増田修一朗、谷口翔太、橋本真実、市村正親、酒向芳、八木亜希子、尾美としのりが出席し、キャスト15人が集結した。