「東京ドームシティ シアターGロッソ」では、4月21日まで『騎士竜戦隊リュウソウジャー』のヒーローショーシリーズ第1弾「騎士竜戦隊リュウソウジャー シアターGロッソに現る!!」が上演されている。

『騎士竜戦隊リュウソウジャー』とは、2019年3月17日から放送開始された、スーパー戦隊シリーズの最新作。古代より地球を守る使命を帯びたリュウソウ族の騎士たちがリュウソウジャーとなり、鎧を装備した恐竜=騎士竜と力を合わせて、邪悪な敵ドルイドンと戦う物語である。

シアターGロッソの"スーパー戦隊"ヒーローショーは、2009年の『侍戦隊シンケンジャー』から数えて今年で10周年を迎えた。さらにさかのぼると、1975年の『秘密戦隊ゴレンジャー』から2000年の『未来戦隊タイムレンジャー』(3月4日~4月9日公演)までは後楽園ゆうえんち野外劇場、『未来戦隊タイムレンジャー』(4月29日・ゴールデンウイーク公演以降)から2008年の『炎神戦隊ゴーオンジャー』まではスカイシアターにて、歴代スーパー戦隊のショーが開催されている。スーパー戦隊シリーズの歴史は、野外劇場~スカイシアター~シアターGロッソと続くヒーローショーの歴史とシンクロしており、シアターGロッソが「ヒーローショーの聖地」と呼ばれるゆえんとなっている。

Gロッソの入り口では、ヒーローショーの恒例セレモニーとなったレッドによるお出迎えが行われる。リュウソウレッドはリュウソウケンを構えて勇壮なるポーズをとった後、子どもたちひとりひとりに優しく接していた。

第1弾の大まかなストーリーは以下のとおり。リュウソウジャーに憧れ、彼らの弟子になりたいという元気な少年タツキと少女ジュリは、ドルイドンに襲われたところをリュウソウジャーに助けられ、大感激する。しかし、リュウソウレッドに弟子入りを断れたタツキの"誰よりも目立ちたい"という本音(=マイナス感情)がドルイドンのクレオンにつけこまれ、怪物「マイナソー」が誕生してしまった。強敵の攻撃に苦戦する5人のリュウソウジャーだったが、絶体絶命のピンチを迎えたとき、マスターレッドの励ましと子どもたちの"ソウル"の高まりが、5人に戦う力を与えてくれた……。

シアターGロッソのヒーローショーならではのポイントとして、凝りに凝ったギミックが満載された立体的なステージがまず挙げられる。四方八方から迫りくるドルン兵を迎え撃つリュウソウジャーが中央、手前、上段通路などあちこちに散らばって格闘するというパノラミックなアクションは迫力満点である。さらに、リュウソウレッドが戦いながらいきなり空中へ舞い上がり、回転しながら敵を蹴散らすといった大胆なワイヤーアクションや、背景のスクリーンに映し出される映像とライブのキャラクターが融合する巧みな演出、そして屋内劇場の利点を活かした光と音とスモークによる多彩なギミックなどが、リュウソウジャーの戦いを最大級に盛り上げている。

ショーのラストには、リュウソウレッドが会場の子どもたちに「ソウルをひとつにする方法」として、エンディング曲「ケボーン!リュウソウジャー」に乗せてダンスを踊ろう!と呼びかける。曲が始まるとリュウソウジャーが客席にやってきて、子どもたちの興奮を誘っていた。

リュウソウジャーショーは年間で5シリーズが予定されており、シリーズ第1弾「騎士竜戦隊リュウソウジャー シアターGロッソに現る!!」の公演日は3月16日から4月21日までの土・日・祝日。さらに3月23日から4月7日は毎日公演となっている。詳細は公式WEBサイトを参照していただきたい。

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