話題の私小説を実写ドラマ化した『夫のちんぽが入らない』(FOD・Netflixで配信中)で、中村蒼とW主演を務める女優の石橋菜津美が29日、東京・台場のフジテレビで行われた「2019FODコンテンツ発表会」に出席した。
夫と交際してから約20年、“入らない”女性がこれまでの自分と向き合い、ドライかつユーモアあふれる筆致でつづった私小説が原作。久美子(石橋)が大学に入学し、同じアパートに入居していた研一(中村)と交際を始め、初めて体を重ねようとした夜、研一の性器が全く入らないという事件が起こり、その後も性行為ができないままの2人だったが、「それ以上に好きな人と一緒にいたい」という強い思いで結婚を決意する。
石橋は「この小説のファンだった。本を読んでいる時も音読して、久美子を自分の中に取り入れたいと思いながら読んでいた小説だったので、ぜひやりたいなと思っていました」と原作のファンだったと告白。「題名は衝撃的なんですけど、悩みは夫婦によっていろいろあると思うので、みなさん共感できる作品になっていると思います」と話した。
200人を超えるオーディションで同役をつかんだ石橋。「オーディションがあるとお話をいただいたときに『キター!』と思いました。絶対勝ち取りたいと思っていたので、震えながらオーディションを受けました」と振り返り、その思いがかなって「すごい幸せ」と喜んだ。
夫役の中村とはすんなり夫婦の関係になれたようで、「ご挨拶させていただいたときに、『けんちゃんが来た』って思ったくらい。中村さんは優しい雰囲気を持っていますし、研一も優しい人だと思うので、自然に、中村さんといるだけでけんちゃんとくみちゃんの関係になれた感じがします」と語った。
発表会にはそのほか、『ポルノグラファー~インディゴの気分~』より竹財輝之助、吉田宗洋、猪塚健太、『いつか、眠りにつく日』より大友花恋、小関裕太、甲斐翔真、喜多乃愛、『高嶺と花』より高杉真宙、竹内愛紗、『GHOSTTOWN』より大谷亮平、『花にけだもの~Second Season~』より中村ゆりか、松尾太陽、甲斐翔真、『あいのり:African Journey』よりベッキー、『小説王』より白濱亜嵐、小柳友、桜庭ななみが出席。BALLISTIK BOYZによる『小説王』の主題歌披露も行われた。