叡山電鉄は3月31日から期間限定で運行予定となっている三陸鉄道のカラーリングを施した「三陸鉄道カラー」車両の運行初日のダイヤを発表した。同車両は2020年3月までの運行を予定している。
叡山電鉄と三陸鉄道は、2009年の「第5回えいでんまつり」で全国の鉄道をPRするコーナー「広がれ! 鉄道ネットワーク」に協力した縁から交流が始まり、2013年から開催しているイベント「悠久の風 ~南部風鈴によせて~」におけるフォトコンテストなどを通じて連携を深めてきた。2018年の台風21号で叡山電鉄が被害を受けた際には、三陸鉄道から社長が激励に来るなどのエールを受けている。
「三陸鉄道カラー」車両の運行は、2018年のエールへのお礼の意味と、三陸鉄道が震災の被害を乗り越え、新たな路線として出発するにあたり、少しでも役に立てばとの思いを込めて企画された。「三陸鉄道カラー」車両の前面には、三陸鉄道で実際に車両へ掲出しているデザインと同じヘッドマークを掲げて運行する。
「三陸鉄道カラー」車両の運行に先立ち、運行開始当日の9時40分から約50分間、出町柳駅2番線において車両の展示を行い、自由に見られる機会を設ける。駅構内へ入場する際、当日に有効な乗車券または入場券が必要となる。