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【この記事のエキスパート】
文房具ライター:きだて たく

文房具ライター:きだて たく

最新機能系から駄雑貨系おもちゃ文具まで、なんでも使い倒してレビューする文房具ライター。

極端な悪筆と工作下手がコンプレックスゆえに自分を助けてくれる便利な文房具を探し求め続けており、その活動の結果得られた情報を雑誌・WEBなどの媒体で公開している。

文房具に関する著書多数。近著には『この10年でいちばん重要な文房具はこれだ決定会議』(共著 スモール出版)がある。


ペーパーカッター(断裁機)は、たくさんの紙や厚紙も正確に早く切れる便利グッズ。今回は、文房具ライターへの取材をもとに、ペーパーカッターの選び方とユーザーイチオシの商品、編集部のおすすめ商品を紹介します。業務用の大型サイズ、比較的安い家庭用のミニサイズなど!

おすすめの使い方もあわせて解説!
ペーパーカッターの選び方

まずは、ペーパーカッターの選び方をチェックしていきましょう。ポイントは下記のとおり。

【1】対応用紙サイズ
【2】裁断可能枚数
【3】「オフィス用」か「家庭用」かで性能をチェック
【4】紙の合わせやすいガイド
【5】替刃のバリエーション

上記のポイントをおさえることで、より欲しい商品をみつけることができます。自分の使い方にぴったりのペーパーカッターを選ぶために、参考にしてみてくださいね。

【1】対応用紙サイズ(A3/A4など)と本体サイズについて考えよう

小さなサイズから大きなサイズまでカットできるペーパーカッターは便利です。しかし、A3サイズをカットできる大型ペーパーカッターは、本体自体が大きく収納に場所をとられてしまい出し入れも大変。実際に購入するのであれば、どのサイズを主にカットしたいのか目的をはっきりさせておきましょう。

使う機会の多い対応用紙サイズと扱いやすい大きさを考えて購入するようにしましょう。

【2】実際にカットする紙の枚数+αで裁断可能枚数を考えよう

市販されているペーパーカッターには、一度に裁断できる枚数を示した裁断可能枚数が記載されています。実際にカットできる枚数は、紙の素材や厚みによって異なってきます。ペーパーカッターを購入するときには、実際にカットする枚数+αになる裁断可能枚数のペーパーカッターを選びましょう。

余裕を持たせることは、刃への負担を軽くすることにもつながります。

【3】「オフィス用」か「家庭用」かで性能をチェック

オフィス用と家庭用どちらでペーパーカッターを使うでしょうか。どちらで使うかによって必要な性能が異なります。購入前にチェックしておきましょう。

オフィス用|サブ or メイン? 利用方法で選ぶ

オフィスでペーパーカッターを使う場合、家庭よりカットする枚数も頻度も多くなります。メインのペーパーカッターであれば、裁断枚数も用紙サイズも大きいものがよいかもしれません。サブで使うのであれば、用紙サイズも枚数も抑えたあつかいやすい商品を選ぶようにしましょう。

収納しやすいよう、コンパクトさも考慮しておきましょう。

家庭用|収納場所と頻度で選ぶ

家庭では、オフィスのように複数の人がペーパーカッターを使うわけではないですよね。ペーパーカッターの購入を検討するのであれば、使う頻度と収納場所などを考えるようにしましょう。

毎日のように使うのではない限り、多少の使いやすさや効率のよさは犠牲になってもコンパクトに収納できるものを選ぶのがおすすめです。折り畳み式のペーパーカッターなどが便利ですよ。

【4】ガイドは紙の合わせやすさをチェック

出典:Amazon

ペーパーカッターにはサイズ表示がされているものや、ゲージがついて希望のサイズに合わせやすくなっている商品があります。A4やB5などの決まったサイズだけでなく、用紙をちょうど半分にカットしたり短冊切りしたりするのに対応しているものも。サイズ表示やメモリがこまかく記載されているものが便利です。

定型サイズにカットする機会が多いのであれば、ゲージつきのものを選んでもよいでしょう。

【5】替刃のバリエーションをチェック

出典:Amazon

ペーパーカッターは刃を持ち上げてカットする押し切り式だけではありません。スライド式もたくさんの種類が登場しています。希望のサイズに紙をカットすることはもちろん大切ですが、替え刃がついているともっと便利に使えます。

用紙に切り取り線を入れられるミシン目替え刃や折り目をつけられる替え刃もあります。いろんなシチュエーションで活躍してくれそうです。

エキスパートが教える注目ポイント!
文房具ライターからのアドバイス

文房具ライターのきだて たくさんからのアドバイスをご紹介します。使いやすいペーパーカッター選びの参考にしてくださいね。

【1】最近人気なのは自炊用の高性能ペーパーカッター

出典:Amazon

【エキスパートのコメント】

ペーパーカッター(断裁機)は、近年とくに注目を集めている文房具のひとつです。

ドキュメントスキャナーの普及により、いわゆる自炊目的で書籍をきれいに切ってページを分解できる高機能なペーパーカッターが求められるようになったことが大きな要因のようです。

書籍を断裁するためには、刃の切れ味と一度に断裁できる厚みが重要です。特に対応する厚みが少ないと、書籍のページ数によっては一度に切ることができず非効率。

刃の切れ味は製品の口コミ以外では確認しにくい部分ですが、対応する厚みはスペックとして数字で表記されていますので、まずはここを確認してください。

【2】使い方に合わせたペーパーカッターを選ぼう

出典:Amazon

【エキスパートのコメント】

ペーパーカッターにはいくつかタイプがあります。

先に述べた書籍断裁用の高性能なものは、レバーと連動して刃が垂直に紙に下りてくる「ペーパーギロチン」と呼ばれるものが多いです。

また、対応枚数が少ない代わりに作業が手軽ということで人気なのが、回転式の円盤刃を走らせる「ロータリーカッター」。最近は、安全性が高くて子どもでも使えるものが販売されています。

昔ながらのペーパーカッターで、レバーと一体型の刃を下ろすのが押し切り式。これは「ペーパートリマー」などと呼ばれるもので、刃の位置が目で見てわかるので繊細なカットがしやすくなっています。

どのタイプを買うかで迷ったら、まずはおもな用途で選んでください。

ロータリーカッター(ロータリー式カッター)は安全性がポイント

出典:Amazon

【エキスパートのコメント】

ロータリーカッターの最大のメリットは、やはり安全性です。レールの上で円盤刃を走らせるという構造上、刃に手が触れにくく、作業中に怪我をする心配も少ないためです。

最近は替え刃がカセット式になっており、交換時ですら刃が露出しないという、より安全な製品も増えています。また、ミシン目カッターなどの特殊刃が用意されているものがあるのもポイント。

用途として、A3に2面づけした印刷物を半裁してA4のプリントを量産するなど、個人商店のチラシや学校・塾などのプリント作成に適しているでしょう。

一度にカットできる限界はコピー用紙で10~20枚くらいですが、手軽に使えるのが魅力です。

精密に切るならレバー式のペーパートリマー

出典:Amazon

【エキスパートのコメント】

レバー式の「ペーパートリマー」は、古くからあるペーパーカッターです。学校でプリントを切るのに多用されてきたものなので、職員室で先生が使っているのを見たことある、という人もなかにはいるのではないでしょうか。

一度にまとめて切ると切りズレが発生しやすく、刃が完全に露出しているため怪我をする危険があるなどの問題もあり、最近はやや人気薄なようです。

しかし、紙が切れるギリギリまで刃の位置が確認できるので、切断枚数さえ少なめにしておけば、精度の高いカットが可能です。

少部数の印刷物をトンボに合わせて切ったり、プリントした写真のトリミングなどに使うのであればペーパートリマーはまだまだ現役の道具といえるでしょう。

【3】ずれないように消耗品も要チェック

出典:Amazon

【エキスパートのコメント】

ペーパーカッターを運用していてはじめて気づくのが、刃と受け木(カッターマット)が消耗品であるということ。

当然、ハードに使えば使うほど頻繁な交換が必要になってきます。 とくに受け木は消耗すると切れ味が落ちたり、刃ズレの原因になるので、こまめに取り替えするのが肝心です。

購入時には刃の交換しやすさや受け木の価格などを確認しておくことも、長く運用するためには必要となります。

選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)