エニワンは3月28日、「新入社員の退職理由」に関するアンケート調査の結果を発表した。調査は3月7日~8日、全国の20代~30代の男女1,003人を対象にインターネットで行われた。

  • 入社2年未満での退職経験、64.0%が「ある」と回答

「入社2年未満で退職をした経験がありますか?」と質問したところ、64.0%が「はい」と回答する結果となった。退職理由については「社内体制に対する不満」(44.0%)を筆頭に、「給与面に対する不満」(40.1%)、「人間関係」(38.7%)、「やりがいがなかった」(25.7%)と続いた。

「どのような社内体制でしたか?」と質問したところ、「変なルールがある」(57.1%)、「業務効率が悪い」(52.8%)、「昇給・昇進がしにくい」(37.2%)、「システムが使いにくい」(24.0%)となった。

  • 社内体制への不満は、「変なルールがある」「業務効率」などが多い

「仕事をする上で最も優先することを教えてください」と質問したところ、「働きやすさ」(39.2%)が最も多く、次いで「給与面」(26,3%)、「人間関係」(14.2%)、「やりがい」(9.9%)と続いた。

  • 「仕事をする上で最も優先すること」は、「働きやすさ」が最多に

2019年4月から本格的な適用がはじまる「働き方改革関連法」についても質問をしたところ、75.2%が関心があると回答。

その中で働き方改革関連法の中で最も重視していることとして、「5日間の有給休暇取得の義務化」(55.0%)が最も多く、次いで「残業時間の罰則付き上限規制」(36.4%)や「3カ月のフレックスタイム制が可能になる」(21.2%)などに回答が集まった。

  • 8割近くが「働き方改革関連法」に注目している結果に