東京2020オリンピック・パラリンピックのオフィシャルエアラインパートナーのJALはこのほど、スポーツの支援を通じて次世代の育成に取り組む「JALネクストアスリートプロジェクト」として開催している「スポーツ能力測定会in埼玉」を埼玉県の新座市民総合体育館で行った。
今回の測定会には抽選で選ばれた小学生らが参加し、柔道家の篠原信一さんと元バレーボール日本代表の大山加奈さんがスペシャルゲストとして招かれた。
何度も測定会に参加している篠原さんは、今回の測定会について「埼玉の子どもたちはとても元気だと感じた」と感想を語り、「元気よく楽しんでいるので、将来が楽しみです」とコメント。
大山さんはこの測定会について「自分が子どものときに参加してみたかった。もしかしたら別のスポーツをやっていたかもしれない」と感想を述べ、「スポーツを通じて豊かな人生を歩んでほしい」と笑顔を見せた。
参加者は、まず準備体操を行いチームごとに分かれて測定を行った。測定会では、参加者がそれぞれが専用の測定器を用いて、10mの距離のタイムを測定する「10mスプリント」、素早い切り返しをする動作を測定する「敏しょう性」、反応速度と細かく足を動かす動作を測定する「ステップ」、バットのスイングで腕を振る力を測定する「スイング」、ジャンプの高さと素早さを測定する「ジャンプ」、体勢を維持する力を測定する「バランス力」について測定を実施。その結果に基づいて向いているスポーツが導き出され、アドバイスが行われる。
測定を終え結果を受け取った子どもたちは、意外なスポーツの能力に驚いたり、今取り組んでいるスポーツが向いていると分かり親子で納得したりと、さまざまな反応を見せていた。
会場では折り紙ヒコーキ体験のコーナーも設けられ、JALのスタッフが子どもたちにヒコーキの折り方や飛ばし方などをレクチャーした。
また同会場では、東京2020大会に向けた500日前イベントとして「パラリンピック競技体験会」も行われ、ボッチャや競技用義足体験などのイベントが行われた。
子どもたちのスポーツ離れが進み、体力や運動不足が低下傾向にあると言われている中、JALでは全国の自治体をまわり特性に合ったスポーツに出会えるようにアドバイスを行っている。このスポーツ能力測定会は、2020年までに全国の都道府県での開催を目指す意向だという。