笹川スポーツ財団はこのほど、「スポーツライフに関する調査(スポーツライフ・データ)」を明らかにした。同調査は2018年7月6日~8月10日、全国の満18歳以上の男女3,000人を対象にインターネットで実施したもの。

  • ジョギング・ランニング実施率(年1回以上)と推計実施人口(万人)の年次推移(全体・性別)

    ジョギング・ランニング実施率(年1回以上)と推計実施人口(万人)の年次推移(全体・性別)

2018年のジョギング・ランニング実施率(年1回以上)を調べたところ、9.3%で推計実施人口は964万人だった。実施率は2006年から増加を続け、2012年の9.7%をピークに減少に転じたが、2018年は前回2016年調査から0.7ポイント増加した。性別にみると男性12.9%、女性5.8%と男性の割合が高い。

ジョギング・ランニング実施率(年1回以上)の年次推移(年代別)を見ると、2018年は20歳代と30歳代が最も高く15.2%だった。次いで40歳代と50歳代が9.4%、60歳代が5.1%、70歳以上が2.8%だった。20歳代は、過去20年間の傾向として増加している。30歳代も2002年以降増加し2018年は過去最高の15.2%となった。

  • ジョギング・ランニング実施率(年1回以上)の年次推移(年代別)

    ジョギング・ランニング実施率(年1回以上)の年次推移(年代別)

東京マラソンが開始された2007年以降のジョギング・ランニング実施率を都市規模別に算出したところ、2018年は東京都区部が13.4%と最も高かった。20大都市10.7%、人口10万人未満の市9.7%、人口10万人以上の市8.3%、町村6.0%で、人口規模が大きいほど実施率が高い傾向があることがわかった。

  • ジョギング・ランニング実施率(年1回以上)の年次推移(都市規模別)

    ジョギング・ランニング実施率(年1回以上)の年次推移(都市規模別)