住友生命保険はこのほど、「平成を象徴する世相・創作四字熟語」のアンケート結果を明らかにした。同調査は2月7日~9日、全国の1,000人を対象にインターネットで実施したもの。
最も「平成」を象徴する世相・創作四字熟語を尋ねたところ、1位は平成23年の東日本大震災を表現した「天威無法(てんいむほう)」(元の言葉は「天衣無縫」)だった。2位は阪神大震災の「震傷膨大(しんしょうぼうだい)」、3位はバブル経済の崩壊の「泡年万削(ほうねんまんさく)」となった。
平成2年~各年の世相・創作四字熟語の中で、その年を最も象徴する創作四字熟語を聞くと、バブル経済の崩壊が始まった平成2年の1位は「泡年万削」、2位はベルリンの壁崩壊に由来する「異旗統合(いきとうごう)」だった。和歌山毒物カレー事件のあった平成10年は「砒素悶着(ひそもんちゃく)」が多かった。
リーマンブラザーズが経営破綻した平成20年は「兄弟減価(きょうだいげんか)」、消費税が5%から8%になった平成26年は「五八至十(ごはしじゅう)」、女子テニスの大坂なおみ選手が全米オープン制覇をした平成30年は「全米庭覇(ぜんべいていは)」が1位となっている。
「平成」を表す漢字を尋ねたところ、1位は「災」で全体の2割を占めた。2位は「変」、3位は「乱」、4位は元号に含まれる「平」となった。5位以下は「激」「難」「苦」「震」と、自然災害や動揺、苦難を連想するネガティブな印象の漢字が並んだ。