日清食品は3月27日、1日に必要なすべての栄養の1/3量を配合した「All-in」シリーズの第1弾となる「All-in PASTA」全7品を同社グループオンラインストアとLOHACOで発売する。
また、3月27日~31日の5日間、1958年の「チキンラーメン」発売当時初めて試食販売が実施された阪急うめだ本店で試食販売が行われる。
同シリーズのメインコピーは、「この1食で、すべての栄養、全部どり。」。1食分のパスタに13種類のビタミン、13種類のミネラル、たんぱく質、食物繊維を配合。同時に、パスタならではのプリっとした歯ごたえとおいしさも実現した。一般的な乾燥パスタと比較して糖質を30%オフし、たんぱく質も24g摂取できるという。
採用した新開発の「栄養ホールドプレス製法」(特許出願中)は、ゆでたときに流出しやすいビタミンやミネラルを麺の内側に閉じ込め、味や食感を構成する外層で麺全体を覆う、同社独自の製麺技術。これにより、ゆでる際に栄養素が流出するのをおさえるとともに、栄養素特有の苦みを感じにくいパスタを完成させた。
同社マーケティング部部長の藤野誠氏は、「1食に必要な栄養素がすべて入り、誰でも簡単につくれて、おいしい理想的な食事を提供しようというのがAll-inシリーズ。私たちが60年間で培ってきたインスタントラーメン開発の技術をすべてつぎ込んだ商品となっています。時代に合わせた新しいインスタント麺です」と話した。
主なターゲットは、30~40代のビジネスパーソン。日頃仕事で忙しく栄養が偏りがちな人に、職場でのランチや帰宅後の夕食、週末の朝食などで活用してほしいという。出荷目標は、シリーズ累計で年間100万食。
カップタイプと袋タイプを展開
ラインナップは、カップタイプ3品(各600円)、麺のみの袋タイプ1品(400円)の計4品と、別売の専用ソース3品(各2食入り500円)。
カップタイプは、All-in PASTAの麺とAll-in PASTA用に開発したソースがセットでカップに入った商品。湯かけタイプの簡単調理ができる。ソースは「粗挽き牛肉のコクと旨みの濃厚ボロネーゼ」「国産バジルを贅沢に使った香りとコクのジェノベーゼ」「完熟トマトに唐辛子をきかせたスパイシーアラビアータ」の3種類。
麺のみの袋タイプは、味のアレンジを自由に楽しみたい人向けで、別添の「ほぐしオイル」付き。ソースは、カップタイプと同じボロネーゼ、ジェノベーゼ、アラビアータのソースのみの別売り商品となっている。
第2弾はラーメン
All-inシリーズは次の商品の開発も進められており、第2弾はラーメン「All-in NOODLE」を予定。今年の夏ごろまでに発売を予定しているという。
汁なしタイプのまぜそばで、報道関係者向けの発表会では、東南アジア系のトムヤム味と花椒を効かせた担々麺の試食が振る舞われた。
※価格は税別