◆本記事はプロモーションが含まれています。
【この記事のエキスパート】
自転車ライター:浅野 真則
自転車専門誌やウェブサイトなどで活動する自転車専門のライター。
ロードバイクやサイクルパーツ、サイクルアパレル、自転車用デジタルデバイスなどのインプレッション記事、トレーニング系の記事、ロングライドの実走レポートなどを得意とする。
執筆活動の傍ら、Jエリートツアーの選手としてロードレースやタイムトライアル、ヒルクライムなど幅広いレースに参戦。
自転車版の耐久レース・エンデューロも好きでよく出場している。
ロードバイクに必須の空気入れ。この記事では、自転車ライター・浅野真則さんと編集部が厳選したロードバイク用空気入れのおすすめと選び方のポイントについてご紹介。フロア・携帯ポンプ・両用、CO2インフレーターや仏・米・英式全バルブ対応商品など、それぞれの種類と特徴について解説していきます。後半に通販サイトの売れ筋ランキングもありますので、口コミなどあわせて参考にしてみてください。
フロアポンプと携帯ポンプ・対応バルブ・ゲージの有無ほか
ロードバイク空気入れの選び方
自転車ライター・浅野真則さんにお話をうかがい、ロードバイクの空気入れを選ぶときのポイントを教えてもらいました。空気入れの種類といった基礎的なことから、あると便利な機能の情報までくわしく解説していきます。
どのくらいで適量かがわかる
空気圧ゲージ付きのものを選ぶ
ロードバイクやクロスバイクのタイヤには適正空気圧がある。できれば、フロア用・携帯用どちらもエアゲージ付きのものを選びたい。
スポーツバイクではタイヤの空気圧が走りに大きく影響を与えます。空気圧が少なすぎるとパンクのリスクが高まったり、コーナーでタイヤがよじれやすくなり、空気圧が高すぎると乗り心地が悪くなりグリップ力が低下するからです。適正な空気圧はタイヤの種類やライダーの体重によって異なりますが、タイヤのサイド部分やパッケージに上限と下限が明記されています。
フロアポンプで適正な空気圧まで入れるためには、エアゲージ付きのモデルの購入をおすすめします。エアゲージはフロアポンプの足元付近やポンプの上部にありますが、足元にあるとポンピング時に安定感があり、ポンプ上部にあればエアゲージの視認性が高い傾向にあります。
「高圧対応」表記を確認
ロードバイク用には高圧タイヤ向けを選ぶ
ハイプレッシャーのトールタイプモデルなら、通常モデルより空気を入れやすいです。
ロードバイクのような細身の高圧タイヤには、「高圧対応」「ハイプレッシャーモデル」といった表記があるタイプを選びましょう。一方で、「ハイボリューム」などと表記されたタイプは、マウンテンバイクやシティバイクのような太めのタイヤ向けの製品になります。
汎用性・携帯性・緊急性で分類
使用目的に合わせてタイプを選ぶ
ここでは、自宅で据え置きとして使うフロアポンプ、ツーリング時に携帯して持ち運ぶ携帯ポンプ、出先のパンクなど緊急時に使うCO2インフレーターなど、使用目的に合わせたポンプの種類・特徴ついてご紹介します。
メンテナンスには「フロアポンプ」
スチール製で抜群の安定感。「エアリリース」機能で空気圧の調整が可能。
フロアポンプは地面に立てて上からハンドルを上下させて空気を入れるもので、出発前に空気を入れ直したり、自宅でタイヤやチューブの交換をしたりするときに使います。ロードバイクのタイヤのように高圧になるまで入れるのも、マウンテンバイクのようにボリュームのあるタイヤに空気を入れるのも比較的かんたんです。
コンパクトサイズの「携帯ポンプ」
押しても引いても空気が入り、ポンピングしながら空気圧も確認できる。
携帯ポンプはサイクリングで携行できる小型のポンプで、出先でのパンク修理に使います。応急処置的に使うもので、自宅での定期的な使用には適していません。家庭用にはフロアポンプ、携行用には携帯ポンプの2本体制を整えましょう。
パンクなど緊急時には「CO2インフレーター」
CO2ボンベと組み合わせてCO2インフレーターとしても使えるハイブリッドな携帯ポンプは、いざというときでも非常に使いやすい。
CO2インフレーターは携帯用ポンプ式と違い、カートリッジも一緒に持ち運ぶ必要がありますが、一瞬で空気を注入することができるため緊急時には便利です。ただし、CO2はポンプ式よりも漏れやすく、漏れやすさはメーカーによっても変わってきます。そのあたりは、通販サイトの口コミなどを参考に選ぶことをおすすめします。
ホース式の口金かCO2ボンベ対応を
携帯ポンプは空気の入れやすさをチェックする
携帯ポンプを選ぶ際は、空気の入れやすさも重要なポイントです。携帯ポンプには空気を入れるときに握るハンドルと、反対側には口金がついており、ここにタイヤチューブのバルブを差し込んで空気を入れます。作業時は中腰になって空気を入れるケースが多く、何度もポンピングするのはツライものです。ホース式の口金つきの携帯ポンプなら、比較的楽な姿勢で空気を入れられるのでおすすめです。
また、空気充填用の小さなCO2ボンベ対応モデルなら、出先でもあっという間に空気を入れることも可能です。ただし、CO2ボンベを使うには少々慣れが必要なので、出先で使用する前に予行演習をしておきましょう。
ポンプヘッドはどのバルブに対応するか?
【仏式・米式・英式】タイヤに対応したタイプを選ぶ
ロードバイク空気入れの空気口(バルブ)の形には主に仏式・米式・英式の3つの種類があり、空気入れのポンプヘッド(口金)がバルブの形に対応していないと使えません。タイヤに入れるインナーチューブやチューブレスホイールのバルブのタイプを確認しましょう。ここでは、各バルブの特徴についてご紹介します。
左から「米式バルブ」「仏式バルブ」「英式バルブ」。
フランス式バルブ(フレンチバルブ、プレスタバルブ)
ロードバイクをはじめ、多くのスポーツ自転車に採用されているのがフランス式バルブです。
アメリカ式バルブ(アメリカンバルブ、シュレーダーバルブ)
仏式に比べて太い形状のマウンテンバイクやBMXなどに採用されているのがアメリカ式バルブです。
イギリス式バルブ(ウッズバルブ)
ママチャリをはじめ一般的な自転車に採用されているのがイギリス式バルブです。
仏・米・英すべてのバルブに対応した空気入れ。
選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)