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【この記事のエキスパート】
生活コラムニスト:ももせいづみ
暮らし、ライフスタイルを主なテーマとするコラムニスト。
日々の暮らしから生まれるコラム、忙しくてもゆるりと楽しく暮らすためのアイデア、時短レシピ、生き方のアドバイスは男女問わず幅広い世代から支持を集めている。
新商品や話題の家電、生活用品などのヒット予測、使用分析にも強い。「願い事手帖の作り方」「スープジャーレシピ」など著書多数。
ラーメン作りなどで便利な「にんにく絞り器」。ガーリックプレスなどとも呼ばれ、手を汚さないでにんにくを潰せる便利な道具です。この記事では、にんにく絞り器の選び方と、パール金属などの人気おすすめ商品を紹介します。しょうがを潰せるもの、スライス兼用も厳選しました。
簡単ににんにくのみじん切りができる!
にんにく絞り器の選び方
生活コラムニストのももせいづみさんに、にんにくしぼり器の選び方を教えてもらいました。ポイントは次のとおり。
【1】プレスタイプorみじん切りタイプ
【2】お手入れのしやすさ
【3】使う場所に合わせる
【4】にんにく以外の食材にも使えるか
【5】収納場所も考慮する
上記のポイントをおさえることで、より具体的に自分に合うにんにくしぼり器を選ぶことができます。一つひとつ解説していきます。
【1】「プレスタイプ」or「みじん切りタイプ」から選ぶ
【エキスパートのコメント】
にんにくしぼり器は、ハンドルの溝ににんにくを挟んで潰すようにしぼる「プレスタイプ」と、押し付けたり回転させてカッターの刃で「みじん切りタイプ」の、2タイプに大きく分かれます。
にんにくの食感をあまり残したくない調理には潰しながらしぼるプレスタイプを、食感を残したい調理にはみじん切りタイプを選びましょう。
食材に下味をつけたり、ラーメンなどのスープに入れたりするにはプレスタイプ、炒め物や調味料に加えるにはみじん切りタイプが向いています。日常の調理のどんな場面で使うのかをよく考えて、選んでみてください。
【2】使用後のお手入れが楽なものを選ぶことが大切
【エキスパートのコメント】
プレスタイプのにんにくしぼり器は、しぼったあとににんにくのカスが残りがちで、最後までよくしぼりきれないと、ムダも出ます。
また、みじん切りタイプのものは容器の中に粉砕したにんにくが残ることも。しっかりと無駄なく、にんにくが処理できて取り出しやすいものを選ぶことが大切です。
プレスタイプのものはしぼり出し穴にカスが詰まりにくく、洗いやすいものを。みじん切りタイプは手を汚さずに切ったにんにくが取り出しやすいデザインを選ぶと扱いがラクです。
【3】キッチン? テーブル? 使う場所も重要なポイント
【エキスパートのコメント】
ラーメン屋さんでよく見かけるプレスタイプのにんにくしぼり器は、手を汚さずに直接にんにくを鍋やお皿に入れられるので、キッチンだけでなく鉄板焼きや鍋料理などのテーブル調理にも使えます。
みじん切り用のカッターの中はまな板とセットで使うものがあったり、みじん切りにしたにんにくを取り出すときにスプーンなど別の道具が必要になったりするものも。
使ったあとにそのままカウンターやテーブルの上に置けるかどうかも、ちょっとしたポイントです。どんな場所で主に使いたいのかをイメージして選択してみてください。
【4】にんにく以外の食材に使えるタイプが便利
【エキスパートのコメント】
ふだんのお料理にそれほどにんにくが登場しないという場合は、にんにくをしぼるためだけに道具を買うのも気がひけるという人もいるかもしれません。そんなときは、ほかの食材にも応用できる商品を選んでください。
たとえばプレスタイプのにんにくしぼり器なら、しょうがをしぼったり、ホールペッパーやナツメグを砕くといった使い方もできます。みじん切りタイプでは、オリーブやナッツ、鷹の爪などを細かく切ることにも使えます。
このようにひとつにんにくしぼり器を持っていると、フードプロセッサーやフードミルを使うほどではないけれど、ほんの少しにんにくやしょうがのみじん切りが欲しいといったときに便利です。にんにく以外の食材への利用もイメージして選んでみてください。
【5】収納場所もよく考えて
【エキスパートのコメント】
食器洗い機を利用している人は、対応しているにんにくしぼり器を選ぶと使用後のケアが楽にすみます。手洗い派の方も、にんにくしぼり器は、使用後に隅々までよく洗いよく乾燥させてからしまうようにしたいもの。
そして収納場所を考えて購入することも重要なポイントです。一般的な日本の食卓では、毎食にんにく料理が必ず並ぶというケースは少数派。そのためにんにくしぼり器を購入しても、使用頻度の高くないツールを入れる場所に収納しがちです。
しかし、奥にしまいこんでしまうと死蔵品になってしまうことも。せっかく手に入れたにんにくしぼり器を活用するためにも、収納しやすく出しやすい場所に定位置を決めてあげてくださいね。