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【この記事のエキスパート】
ガーデニング研究家:はたあきひろ
1967年生。兵庫県西宮市出身。1991年に大手住宅メーカーに入社し、研究所(造園研究室)、マンション事業、本社設計部などを経験。現在は独立し、人と人、人と自然の繋がりを大切にし、毎日丁寧に暮らすことを提案する『庭暮らし研究所』を設立。
奈良市で草屋根の家に暮らしながら、家族5人分のお米と野菜をつくり、自給生活を送る。NHK総合テレビ「ぐるっと関西おひるまえ」では、野菜づくり講師として10年間毎月出演。NHK出版WEBサイト「みんなの趣味の園芸」でブログ担当。YouTubeチャンネル「園芸研究家はたさんの野菜づくりチャンネル」を発信。
庭の手入れや洗車、家の外壁の掃除など活躍の場の多い散水ノズル。水量調整や水漏れ防止、凍結割れ防止機能があるもの、散水角度を変えるもの、ロック付きで簡易連続通水可能なものなどがあります。この記事では、散水ノズルの選び方とおすすめ商品をご紹介します。
散水ノズルとは
ホースの先端部分に取り付けて、色々な水形のパターンで散水することができる機器の散水ノズルとよびます。ガーデニングなどをする際に使うのが一般的ですが、庭で洗車をしたり家の壁を洗浄したり雪が降った後の融雪と用途はさまざま。金属製やプラスチック製などの素材や強力ジェットタイプやミストタイプなど水形もいろいろな種類があるので用途に合わせて選ぶとよいでしょう。
散水ノズルの選び方
ここからはガーデニング研究家/樹木医のはた あきひろさん取材のもと、散水ノズルを選ぶときのポイントをご紹介をしてきます。ポイントは下記の4つ。
【1】散水ノズルの種類
【2】高圧の水量調整ができるか
【3】用途に合った水形パターン
【4】ホースとの適合性や取り付け方
上記のポイントを押えることで、より欲しい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】散水ノズルの種類をチェック
散水ノズルにはおもに手元で調節できるタイプとロングタイプがあります。手元で調節できるタイプはコンパクトで頻繁に使う人向け。ロングタイプは高い場所への散水や洗車などにも使えますが、やや収納スペースをとるので注意をしましょう。
また噴射口の形によって、ショットガン型とじょうろ型とに分けられます。じょうろ型は水を広範囲に散布、ショットガン型はピンポイントの散水に適しています。
素材の種類も金属製とプラスチック製があり、金属部品が多い方が一般的に丈夫です。プラスチックはコスト面と軽さがメリット。スポンジを内蔵することで凍結による破損を防ぐ製品もあります。
【2】高圧の水量調整ができるかチェック
【エキスパートのコメント】
散水ノズルの中には、水量調整付きの商品があります。この機能があれば、手元で水量を変えることができるため、わざわざ蛇口まで移動せずに使えてとても便利です。
水量調整機能には、ハンドルの握り具合によって水量が増減するものと、ツマミなどを操作して水量を調整するものがあります。
ハンドルでの水量調整には「慣れ」と「持久的な握力」が必要となるため、新調するのであれば操作性のいいツマミなどが付いた商品がおすすめです。
【3】用途に合った水形パターンをチェック
水形とは、散水ノズルから水が出るときの形状のことです。さまざまな水形を選べる商品もありますが、水形の主な種類をみていきましょう。
▼ストレート・シャワー
ガーデニングとして使用する場合はストレートとシャワーがあれば十分対応が可能といえます。通常のじょうろのように散布が出来ますし、ストレートの機能を利用して簡易な畝(うね)を作ることも可能です。
▼ジョーロ・キリ・ミスト
種まきの際には柔らかい水流のキリ(霧)やミスト、ジョーロ(ジョロ、ジョウロ)などが向いています。なお、キリやミストを使うと、葉っぱにしか当たらず、根っこにしっかり水が行き渡らないため、野菜や1年草など水がたくさん必要な植物の場合は注意しましょう。
▼ジェット
ジェット機能は洗車や壁や庭先の掃除の際にとても便利。高圧で強力な水流が汚れを流してくれます。水しぶきなどが飛び散りますのでまわりに注意しましょう。
【4】ホースとの適合性や取り付け方をチェック
【エキスパートのコメント】
散水ノズルはホースに接続して使用するため、自宅のホースとの接続が可能かどうか確認する必要があります。
ホースのサイズは通常、内径12〜15mm、外形21mmまでで、散水ノズルもこのサイズを基準に作られています。多くの水量を確保する場合は太いホースを使用するのですが、購入予定の散水ノズルとホースの適合性も確認してください。