ソニーは3月26日、独自のバーチャルサラウンド技術を搭載するサウンドバー2機種「HT-X8500」「HT-S350」を発表した。

HT-X8500は、サラウンド機能を充実させた上位モデル。高さ方向の音を表現する「Vertical Surround Engine(バーティカル サラウンド エンジン)」と、平面方向に前後左右のサラウンドを表現する「S-Force PRO フロントサラウンド」を搭載し、サウンドバーのみで3次元の立体音響を楽しめるようにした。最新のサラウンドフォーマットであるドルビーアトモスとDTS:Xにも対応する。

  • サラウンド機能を強化したサウンドバーの上位モデル「HT-X8500」

スピーカーは、52×90mmのユニット2基を本体端に内蔵し、中央部分に2基のウーファーを配置することで、コンパクトながら迫力の重低音を出力できる。本体は高さを約6.4cmに抑え、テレビ前などの限られたスペースにも置けるようにした。

  • 中央部に2基のウーファーを配置している

  • バーチャルサラウンド技術を搭載しており、サウンドバーのみで立体音響が楽しめる

入力された4K信号やHDR信号をそのまま4Kテレビに送信するパススルー機能を搭載する。eARC(Enhanced Audio Return Channel)に対応することで、リニアPCM 5.1ch / 7.1chなどのロスレス音声フォーマットの伝送も可能にした。HDMI接続 / 光音声デジタル接続のほか、Bluetoothによるワイヤレス接続も可能。そのほかの仕様は以下の通り。店頭予想価格は税別40,000円前後で、4月2日より販売する。

  • 実力最大出力:160W(フロント40W+40W、サブウーファー80W)
  • Bluetooth: 5.0
  • プロファイル: A2DP、AVRCP
  • コーデック: AAC、SBC
  • 本体サイズ: 890×96×64mm
  • 重さ: 3.1kg

HT-S350は、52×90mmのスピーカーを内蔵するバースピーカー部と、16cmクラスのサブウーファー部で構成する普及価格帯モデル。バースピーカーとサブウーファーはワイヤレスで接続するため、配置の自由度が高い。

  • サブウーファーが付属する「HT-S350」

サラウンド機能は「S-Force PRO フロントサラウンド」を採用する。ドルビーアトモスやDTS:X、eARCには対応しない。そのほかの仕様は以下の通り。店頭予想価格は税別30,000円前後で、発売は5月25日。

  • 実力最大出力:230W
  • Bluetooth: 5.0
  • プロファイル: A2DP、AVRCP
  • コーデック: SBC
  • 本体サイズ: 900×88×64mm(バースピーカー)、190×390×382mm(サブウーファー)
  • 重さ: 2.4kg(バースピーカー)、7.8kg(サブウーファー)