最近は衣類をハンガーにかけたまま、スチームでシワ取りできる「衣類スチーマー」が人気です。衣類スチーマーならアイロン台が必要なく、すばやくシワ取りできるほか、スチームによる脱臭効果も期待できます。
パナソニックは衣類スチーマーの新モデル「NI-FS750」と「NI-FS550」を4月20日に発売します。そこでパナソニックは新モデルを体験できるプレス向けセミナーを開催しました。価格はいずれもオープンですが、推定市場価格はNI-FS750が14,000円前後(税別)、NI-FS550が12,000円前後(税別)です。
タンク容量が2倍に、継ぎ足しいらず
従来のパナソニック衣類スチーマーは、スチーム用の水タンク容量が50mlで、約4分の連続使用が可能でした。ただし同社のアンケートによると、パナソニック衣類スチーマーユーザーのうち48%は、作業の途中に給水する「水の継ぎ足し」をしているそうです。そこで、新モデルのNI-FS750は水タンク容量を従来の2倍である100mlに増量しました。
水タンクを大きくすると、当たり前ですが本体が重くなります。衣類スチーマーは基本的に、手で持ち上げた状態で使う製品なので、重くなると作業効率が落ちてしまいます。そこで、NI-FS750はタンクの高さを抑えた低重心設計を採用しました。本体重量は約50g増え、水を満杯にした場合は約100gの違いがあるのですが、体感重量は前モデルとほぼ同じです。
レジェンド松下氏による実演も
今回のセミナーでは、テレビ通販などで人気の実演販売士・レジェンド松下氏による実演デモンストレーションもありました。松下氏は「普段アイロンがけをしない男性は、アイロンの温度はどうすればいいのか、といった基礎知識がありません。ですがパナソニックの衣類スチーマーなら、スイッチを入れてスチームを当てるだけ。素材ごとに温度を設定するといった面倒はありません」と、家事に慣れていない人でも使いやすいことをアピール。実際にNI-FS750を使って、シワだらけになった綿シャツをサッとシワ取りしてみせました。
松下氏によると、NI-FS750の魅力は3つ。1つ目は予熱時間が短く、約24秒で立ち上がること。2つ目は、本体を上に向けても横に向けても、どのように持っても強力なスチームが出続ける「360°スチーム」。3つ目は、スチームアイロンとしてだけでなく、プレスアイロンとして使える「2WAY(スチーム&プレス)」なところだそうです。
プリーツの折り目つけや、袖先などの細かいシワ取りも簡単です。プレスアイロンとして使用した場合、かけ面の温度は「中温」のため、「中温から高温」表示のある衣類で利用できるのもよいところだと松下氏は話します。
衣類スチーマーは、衣類のニオイ取りとしても優秀。スチームを当てることで、生乾き臭、ペット臭、タバコ臭、汗臭、飲食臭、加齢臭、防虫剤臭に対応できるといいます。また、高温アイロン面を衣類に押し当てることで、除菌や花粉アレル物質対策、ダニ由来アレル物質対策にもなるそうです。