28コア向けの超強力なゲーミングマザー

ASUSの「ROG Dominus Extreme」は、28コア/56スレッドのIntel「Xeon W-3175X」向けというEEBマザーボードだ。メモリはDDR4-4200が12スロットで、最大192GBまで搭載可能。M.2も4スロット用意されており、おそらく現時点で考えられる最高レベルの性能のゲーミングマザーボードであると言えるだろう。価格は199,500円前後。

  • ASUSの「ROG Dominus Extreme」。C621チップセットを搭載する

  • メモリは計12スロット。その両側にはM.2増設用のDIMM.2スロットも

今年1月に発売されたW-3175Xは、オーバークロックにも対応した超強力なXeonだったが、ソケットがLGA2066からLGA3647へ変わったため、使えるマザーボードがほとんど無い状態だった。ASUSによれば、同製品は「W-3175Xを使いこなすための究極のマザーボード」として開発したという。

28コアCPUを安定動作させるために、各フェーズのバースト電流を2倍にしたパワーアーキテクチャを採用。発生する熱の冷却用に、ファン内蔵の巨大なヒートシンクを搭載した。そのほかAquantia製の10GbE、U.2×2ポートなども備える。

  • 電源は、デュアル24ピン、クワッド8ピン、デュアル6ピンを装備

  • 4-wayグラフィックスに対応する。帯域はx16/x8/x16/x8となる

またW-3175X向けのオールインワン水冷CPUクーラーとして、Asetekから「690LX-PN」が登場している。Intelと共同開発したもので、255Wという高いTDPに対応するため、トリプルファン/36cm長の銅製ラジエータを採用、500Wまで対応できるという。パソコン工房 秋葉原 BUY MORE店での価格は69,984円。

  • Asetekの「690LX-PN」。全銅製の強力なラジエータを搭載している

Ryzen向け高耐久マザーに上位モデル

ASUSの「TUF B450M-PRO GAMING」は、Ryzen向けの高耐久マザーボード。TUFシリーズのmicroATXモデルとしては、すでに「TUF B450M-PLUS GAMING」が登場しており、価格差は1,000円もないものの、新モデルはヒートシンクが強化されたほか、M.2スロットが1つから2つに増えている。パソコン工房 秋葉原 BUY MORE店での価格は12,398円。

  • ASUSの「TUF B450M-PRO GAMING」。安価ながらしっかりした作りの製品

  • 拡張スロットの配置を変え、M.2スロットを増やしたのが大きな違い