東京急行電鉄は25日、東北電力と東急パワーサプライの協力により、水力および地熱のみで発電した再生可能エネルギー100%による世田谷線の運行を3月25日から開始すると発表した。
この取組みは、都市型鉄軌道線における日本初という再生可能エネルギー100%の電力による通年・全列車の運行となる。従来は1年間で東京ドーム約5.2個分(1,263t-CO2)の二酸化炭素を排出していた世田谷線を「日本初の二酸化炭素排出量ゼロの都市型通勤電車」として運行する。
使用される電力は、東北電力と同社グループ企業の東北自然エネルギーが保有する一部の水力発電所・地熱発電所(いずれもFIT適用外)で発電されたCO2排出ゼロの再生可能エネルギー由来の電力とされている。東急パワーサプライは東北電力の取次事業者として、今回の取組みに参加する。
東急電鉄は2018年度からの中期経営計画におけるスローガン「Make the Sustainable Growth」実現のための重要テーマのひとつに「低炭素・循環型社会」を位置づけており、その一環で今回の取組みを実施するとのこと。