日経BPコンサルティングは3月22日、ブランド価値評価調査「ブランド・ジャパン2019」の結果を発表した。調査は2018年11月7日~12月5日、6万2,000人の一般消費者および有識者へのWebアンケート調査から、1,500のブランド力を評価したもの。
今回で19回目となる同調査は、1,000ブランドについて一般消費者から回答を求める「BtoC(コンシューマー市場)編」と、500ブランドについて有職者にビジネス・パーソンとしての立場から回答を求める「BtoB(ビジネス市場)編」から成るもので、「BtoC編」では、「フレンドリー(親しみ)」「コンビニエント(便利さ)」「アウトスタンディング(卓越性)」「イノベーティブ(革新性)」の4指標から、また「BtoB編」では、「先見力」「人材力」「信用力」「親和力」「活力」の5指標と5つの「企業評価項目」から、ブランド価値の「総合力」を算出している。
一般消費者が評価するコンシューマー市場(BtoC)編「総合力」ランキングでは、偏差値94.4ポイントを獲得した「Amazon」が3年ぶりに首位を奪還。2位には、前回11位の「YouTube」(偏差値91.8)がランクアップ、3位には「日清食品」(同86.3)がランクインした。
今回新たにトップ10入りしたのは、「YouTube」のほか、4位の「無印良品」、6位の「トヨタ自動車」、7位の「ニトリ」、8位の「ダイソー」、10位の「楽天市場」の6ブランド。中でも「ニトリ」は、前回の55位から大きく上昇し、調査開始以来初のトップ10入りを果たした。
一方、有職者がビジネス・パーソンとしての立場から評価するビジネス市場(BtoB)編「総合力」ランキングは、偏差値102.1ポイントというハイスコアを獲得した「トヨタ自動車」が1位に。続いて、前回の42位から大きくランクアップした「本田技研工業」(同87.6)が2位に、3位には前回と同じく「ディズニー」(同82.4)がランクインした。