フジテレビのドキュメンタリー番組『ザ・ノンフィクション』(毎週日曜14:00～ ※関東ローカル)の放送900回記念パーティーが22日、都内で行われ、制作者ら関係者約80人が参加した。

『ザ・ノンフィクション』張江泰之チーフプロデューサー

今年2月17日の放送で900回を迎えた同番組。張江泰之チーフプロデューサーは、今年に入ってからの平均視聴率が6.1%(3月17日放送分まで、ビデオリサーチ調べ・関東地区)で同時間帯トップを走っていることを発表し、大きな拍手に包まれた。

前任のチーフプロデューサーである味谷和哉氏も駆けつけ、乾杯のあいさつで「フジテレビで『めざましテレビ』は“明”、『とくダネ!』は“解”、『ザ・ノンフィクション』は“魂”あるいは“業”。それを形は違えど継いでいただいて、視聴者を震わせているなという感じがします」と感謝。フジテレビの岡康治情報制作局担当局長は「さらに1,000回、それからもっと増えていくように、そしてあわよくばもっといい時間帯で皆さんの作品が世に触れられるような形になっていければと思います」と呼びかけた。

その後、多くの作品を手がけてきた制作者たちが番組への思いを次々に語る中、タレントの有村藍里が美容整形を告白して話題となり、今年度最高視聴率8.9%をマークした『あなたの顔、治します。』(3月3日放送)の構成・演出を担当したエムパの佐藤孝樹氏が登場。「いろんな芸能界の方々が好意的な意見を言っていただいて、(有村)本人も幸せに過ごされているのが、ものすごくありがたいなと思っております」とした上で、「ニュース番組の特集から美容整形はライフワーク的に追っかけているので、今後もいろいろやらせていただきたいと」と意欲を示した。

そして、パーティーはエンディングへ。番組同様に「サンサーラ」が会場内に流れる中、張江CPは「今“ヒューマンドキュメンタリー”と呼べる番組は、NHKの『目撃!にっぽん』、TBS(MBS)の『情熱大陸』、そして『ザ・ノンフィクション』の3つしかないんです。他にも、ドキュメンタリーで言うと『NNNドキュメント』(日本テレビ)、『テレメンタリー』(テレビ朝日)、『ザ・フォーカス』(TBS)とみんな深夜でやっている中、本当にこの番組を支えていただいてうれしく思います」とあらためて感謝し、「引き続き番組を助けていただきたいと思いますので、よろしくお願いします」と締めくくった。

きょう24日の『ザ・ノンフィクション』は、日本の居酒屋チェーンで働く中国人たちを追った日中共同制作の第6弾『「日本で働くということ」～覚悟を決めた中国人～』(制作協力:インタナシヨナル映画)が放送される。

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