スイスのバーゼルで開催の時計と装飾の祭典「BASELWORLD 2019」、カシオが発表した多彩な時計の新作はニュース記事でお伝えしましたが、BASELWORLD 2019のカシオブースで実機もたくさん見られました。BASEL発表モデルの中から、G-SHOCK MASTER OF Gシリーズ「MUDMASTER」の新作(GG-B100)と、G-SHOCK「MT-G」20周年アニバーサリーモデル(MTG-B1000RB)を、実機写真で紹介しましょう。
G-SHOCK MASTER OF G MUDMASTER(GG-B100)
MUDMASTERは、「MUD(泥)」という名の通り、防泥・防塵構造を持つG-SHOCKです。「泥から守る」というと、シチュエーションがピンと来ないかもしれませんが、土や泥にまみれる仕事に携わる人から高い支持を受けています。北米では、日本以上にかなりの人気モデルなんだとか。
新作のGG-B100は、カシオが今シーズンに掲げる大きなテーマ「カーボン素材」に沿って、新構造「カーボンコアガード」を採用しています。カーボンベゼル、カーボンケース、カーボン裏ぶたと、多くのパーツにカーボン素材を用い、強靭さと軽量化を両立しました(GG-B100の重さは約92g)。アナログ針とデジタル表示のコンビネーションフェイスも魅力ですね。
2019年7月の発売、税別価格は45,000円です(いずれも予定)。機能面などの概要は別記事『G-SHOCK「MUDMASTER」、新たなカーボンコアガード構造の「GG-B100」 』をご一読ください。
G-SHOCK MT-G 20周年アニバーサリーモデル(MTG-B1000RB)
G-SHOCKのMT-Gシリーズは、メタル素材の質感にこだわった人気モデルです。誕生20周年と歴史は長いのですが、完全リニューアルして2013年10月に登場した「MTG-S1000」で大ブレイク。G-SHOCKとしては高額な120,750円という価格にもかかわらず、ヒット作となりました。そこからMTG-S1000の流れを汲む新作がリリースされ続け、人気シリーズのポジションを確立しています。
新作のMTG-B1000RB(ベースモデル:MTG-B1000)は、ケースとベゼルの「レインボーIP」が最大のポイント。複雑な光が鮮やかに輝き、さらに1本ずつ光り方が異なるといいます。この輝きは、月の光によって創られる虹、月虹(moonbow)をイメージしています。バンドはソフトウレタン製です。そのほか概要は別記事『G-SHOCK「MT-G」20周年、月の虹を表現した華やかなアニバーサリーモデル』をご覧ください。また、BASELWORLD 2019での発表時点では、日本での発売や価格は未定となっています。
(写真:青木淳一)